故・松本零士さんによる幻の漫画作品『ニーベルングの指環』が、25年の時を経てついに単行本化される。ワーグナーの超大作オペラを原案に、キャプテンハーロックなど松本作品でおなじみのキャラクターが総出演するSFファンタジーの大作として、当時から話題を呼んでいた本作が、全4巻の完全版として刊行されることが決まった。

【画像】メーテル…！松本作品でお馴染みのキャラクターが総出演

　『ニーベルングの指環』は、第2部から発表の場をオンラインマガジンに移し、インターネット普及率が10%にも満たない中で連日40万アクセスを獲得するなどウェブでの漫画連載の草分けとなっていた。

　1999年7月から連載のはじまった第4部「神々の黄昏」は、松本零士さんが多忙のため2000年の更新を最後に休載したまま未完に。2010年には連載していたサイトがサービスを終了したため読むことができない状態になっていたが、25年の時を経て初の単行本化になりる。6月20日に第1巻を発売、以降は毎月1巻ずつ刊行予定。

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