NEWS・加藤シゲアキ、舞台『エドモン』で新キャスト歓迎「地獄へようこそ」 再演の本音は「…

2025/04/08 04:00 

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舞台『エドモン~「シラノ・ド・ベルジュラック」を書いた男~』開幕前会見に出席した(左から)瀧七海、安蘭けい、加藤シゲアキ、村田雄浩、マキノノゾミ氏 (C)ORICON NewS inc.

 3人組グループ・NEWSの加藤シゲアキが7日、都内で行われた舞台『エドモン〜「シラノ・ド・ベルジュラック」を書いた男〜』プレスコールおよび開幕前会見に参加し、再演への本音を語った。

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 本作は、フランスの劇作家アレクシス・ミシャリクの出世作。17世紀に実在した大きな鼻の剣豪詩人、シラノ・ド・ベルジュラックの物語の誕生秘話を幕内コメディー仕立てで描き、正統派のフランス喜劇の流れをくみながらもテンポの良い台詞運びや、 実在の人物が登場するなど、約120年前の演劇人やクリエイターたちに向けた“劇場愛にあふれた賛辞”として人気を博した。演出は、初演に続き、マキノノゾミ氏が担当する。

 “書けない”劇作家エドモン・ロスタン役で主演を務めるのは、NEWSとしての活動にとどまらず、作家としても小説『なれのはて』で2作連続直木賞にノミネートされるなど、多岐にわたって活躍する加藤。共演には、細田善彦、安蘭けいなど、前作に引き続いてのキャストのほか、村田雄浩、瀧七海、阿岐之将一、堀部圭亮が新たに加わり、個性豊かな実力派キャスト総勢12人で約50もの役を演じ分ける。

 会見に登場した加藤は、2年前の舞台の再演となる本作について「そのときも内容さながらのドタバタのカンパニーだったので、あのドタバタをやるのかという楽しさと不安が同時に押し寄せます」と吐露しながら、「昨日稽古だったんですけど、本当に既にやっぱりドタバタで、このドタバタの勢いが、逆におもしろくお客様に伝わるんじゃないかなと楽しみにしています」と期待を語る。

 本作では12人で約50もの役を演じ分けるとあって、裏側のハードさは、村田が「顔合わせのときに、加藤くんはじめ皆さんに『地獄へようこそ』って言われました」と明かすほど。加藤は、再演を2023年の初演の東京千秋楽でプロデューサーからほのめかされたと明かし、「率直な感想は『嘘だろ!』って思いました。『そんなバカな。みんな出し尽くした日に、またやる話をするのか』と。なんの勝算があって、ぼくたちのモチベーションは一体どこに?と思っていたんです」と、当初は再演に後ろ向きな感情を抱いていたことを告白。

 続けて「でも仲良かったので、また集まってなんかやれるのは楽しいと思ってました。初演が終わってからも定期的に会うメンバーはいて、やる前提でみんな話していたんで、やるのは当たり前みたいな気持ちに途中で自然とスライドしていったんですけど」と気持ちの変化を明かしたものの、「まだ2割くらいは後悔しています。人間ってやっぱり楽しかった記憶が残るんですね」と笑いを漏らしながら語った加藤。

 最後には、劇作家がむちゃぶりされて奔走するという本作の内容にも触れながら、「きっと劇作家のみならず多くの方がいろんなむちゃぶりの日々だと思います。この舞台にくれば、そういった憂さ晴らしもできるし、きっと励みにもなるんじゃないかなと。こんなに苦労してる人たちがいるんだと少し優越感も感じてもらえれば」と呼びかけ、「チケット代以上の価値を間違いなくあると僕は断言しますので、どうぞ観に来ていただけるとうれしいです」と力を込めた。

 本公演は、4月7日~30日に東京・PARCO劇場、5月9日~10日に大阪・東大阪市文化創造館Dream House大ホール、5月17日~18日に福岡市民ホール 大ホール、5月24日に愛知・豊田市民文化会館 大ホールにて上演される。

 会見にはほかに、村田、瀧、安蘭、マキノ氏が参加した。
ORICON NEWS

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