俳優の広瀬すず、杉咲花、清原果耶、脚本の坂元裕二氏、土井裕泰監督が5日、都内で行われた映画『片思い世界』の公開記念舞台あいさつに登壇した。

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　大ヒットした『花束みたいな恋をした』でもタッグを組んだ坂元氏＆土井監督。この日も息ぴったりだった。冒頭のあいさつで土井監督がかむと、すかさず坂元氏がイジって笑いが。土井監督は「きょうは坂元さんも一緒に登壇してくださるので心強かったんですけど、服が完全に被った」とほぼペアルックとなっていた装いに苦笑いを浮かべた。

　きのう公開されたばかりだが反響も届いている。坂元氏は「この前の映画をやった時に塚原あゆ子さんという監督だったんですけど、お互いに『誰も感想くれないよね』と話をしてて、『次やる時はお互い感想を送り合おう』と約束してたんです。きのう塚原さんがご覧になったらしいんですけど、僕には来なくて、土井さんとこにメールが行ったらしくて…。嘘つきだなと思いました」とボヤく。土井監督は「塚原さんは、きのうの初日の朝イチの回を見に行ってくださって『続けて2回見てしまいました』というメールをいただきました」と明かすと、坂元氏は「初めて知りました。がっかりです…。“片思い世界”です」と嘆いて会場には笑いが広がっていた。

　本作は、映画『花束みたいな恋をした』以降、ドラマだけでなく『怪物』（第76回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞）、『クレイジークルーズ』（Netflix）、最新作『ファーストキス 1ST KISS』など、映画でも精力的に活動する脚本家・坂元裕二氏が新たに書き下ろした物語。

　現代の東京の片隅、古い一軒家で一緒に暮らす美咲（広瀬）、優花（杉咲）、さくら（清原）。仕事に行ったり学校に行ったりバイトに行ったり。家族でも同級生でもないけれど、お互いを思い合いながら他愛のないおしゃべりをして過ごす、楽しく気ままな3人だけの日々。もう12年、強い絆で結ばれているそんな彼女たちの、誰にも言えない“片思い”とは。

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