本木雅弘、戦後80年ドラマで主演「真摯に取り組みたい」

2025/04/04 12:33 

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NHK戦後80年ドラマ『八月の声を運ぶ男』で主演を務める本木雅弘

 俳優の本木雅弘が、NHK戦後80年ドラマ『八月の声を運ぶ男』で主演を務めることが決定した。放送は2025年8月を予定しており、脚本は『太平記』や『いのち』などで知られる池端俊策が手がける。長崎を拠点に、1000人以上の被爆者の声を録音し、未来へ残そうとした実在のジャーナリスト・伊藤明彦の半生を描く。戦後80年の節目に、原爆体験を“語りえぬもの”として扱いながらも、その重さを伝える試みとして注目される。

【写真】「58歳に見えない!」ゲスト出演する本木雅弘

 物語の主人公は、長崎の放送局に勤めるジャーナリスト・辻原保(本木)。時代は1972年、高度経済成長の波に日本全体が沸く中、辻原はあえて時代の流れに逆らい、原爆の被害を語る被爆者の声を集める活動を始める。しかし当時、被爆体験は口にすべきではないとする空気が根強く、周囲の理解も得られず、彼の活動は孤独で過酷なものだった。

 そんな中、辻原は九野和平という被爆者と出会う。九野が語る体験は、辻原の心を深く揺さぶり、声を遺すことへの決意を新たにさせる。しかし、その“声”には謎が潜んでいた。物語は、数奇な運命に導かれたふたりの男の出会いを軸に展開していく。

■コメント
<主人公・辻原保役/本木雅弘>
「いわば死者の白骨の上で安穏な経済生活を送りながら、彼らが陥った運命について関心を抱かないとすれば、私はどこかしら人間らしくありません」伊藤さんは冬空にまたたく星を見上げ、魂の声を集める覚悟を決めました。数値化できない肉声に感じ入り、寄り添い、「被爆の実相」に考察を重ねる日々、、読み人知らずの歌や説話が現代にも響くのは、無名であってもその人間の息づかいが心を動かすからです。同じくこれらの肉声を、人類共有の財産として、被爆者体験を結晶化させることが、伊藤さんの密かなる野心でした。普遍の思いを込めた、池端先生のさりげなくも奥深い脚本に同様の野望を感じています。私自身も大きなうねりを生む歯車のひとつになるべく真摯に取り組みたいと思います。
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