「力になるなら」 68歳・長渕剛の“意気” 被災地に続き、出生地など全国13都市で「HO…

2025/04/02 05:00 

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長渕剛

 シンガーソングライターの長渕剛(68)が、能登半島の復興支援ライブを経て、新曲「HOPE」と写真集『骨 BONE』を発表。4月17日から出身地である鹿児島・伊集院(現日置市)を皮切りに、全国ツアーをスタートする。

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 能登半島支援ライブは、昨年末に鹿児島に帰省した際、親交の深い霧島市の中重真一市長と会食した際「志賀町から支援要請を受けて市職員を派遣した」と聞いたことがきっかけになったという。「歌うことで被災地の力になるなら」と 石川県志賀町で3月16日に開催した。

 4月1日には、1年ぶりの新曲「HOPE」を配信リリース。同曲は時代の飢餓感、喪失感、自己喪失感を一笑し「HOPE=希望」という叫びで歌い上げた。また、同時に巨匠・長濱治氏が撮影した写真集『骨 BONE』を刊行した(紙版は4月21日発売)。

 写真集は、長渕にとって12年ぶりとなり、2015年に富士山麓で開催された10万人規模のオールナイト・ライブなど、この10年間の軌跡と新たに書き下ろされた詩画、さらに語り下ろしで書かれた3万字にも及ぶ「そして『詞』は生まれた」なども収めている。

 「長濱先生の写真家としての人生が80年以上を超えて、若い頃から先生を慕って、先生のカメラの前に立ってきた。僕の人生は闘いそのものだと思う。『正しい』や『間違い』では割り切れない、矛盾の海を泳ぎ切ること。そこに本気で命を懸けられる人生なのかどうか。実に孤独な闘いではあるけど、共鳴、共振、共闘できる仲間。それが長濱先生。人生を共有した証をこうして残すことができ、表現者として非常に光栄に思う」とコメントする。

 新しい2つの作品を引っ提げて、全国ツアー『TSUYOSHI NAGABUCHI HALL TOUR 2025 HOPE』を開催し、全国13都市で全16公演をめぐる。

 初日の4月17日の公演を、出生地である伊集院(現日置市)の日置市伊集院文化会館にしたことも「長渕の意気込みの表れ」。7月17日の広島文化学園HBCホールまで繰り広げられるが、首都圏では4月28、29日に有明・東京ガーデンシアター、5月5日に埼玉・大宮ソニックシティ大ホールで予定している。
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