ディズニー最新作『白雪姫』プレミアム吹替版・吉柳咲良インタビュー「期待以上の演技を届けたい…

2025/03/25 08:30 

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吉柳咲良(撮影:松尾夏樹) (C)ORICON NewS inc.

 「与えられた仕事を期待以上の形で返せる女優を目指したい。そのために惜しまず努力し続けたい」。その信念を胸に、ディズニー最新作『白雪姫』のプレミアム吹替版で白雪姫役を務めた吉柳咲良(きりゅうさくら)。

【動画】映画『白雪姫』プレミアム吹替版・本予告映像

 ホリプロタレントスカウトキャラバン PURE GIRL 2016で、当時歴代最年少タイとなる12歳でグランプリを受賞。翌年、ミュージカル『ピーター・パン』の10代目ピーター・パン役に抜擢され俳優デビュー。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』でのジュリエット役や、連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK)での歌唱シーンも大きな話題となった。大河ドラマ『光る君へ』(NHK)では「更級日記」の作者であるちぐさ(菅原孝標の娘)を演じ、日曜劇場『御上先生』(TBS)にも出演している。また、ソロアーティストデビューも果たし、その歌唱力は高く評価されている。

 公開中の映画『白雪姫』は、1937年に世界初のカラー長編アニメーション映画として誕生し、“世界で最も長く愛され続ける” ディズニープリンセスの物語を、新たなミュージカル版として実写映画化。白雪姫役をレイチェル・ゼグラー、女王役をガル・ガドットが演じ、『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』のパセク&ポールが書き下ろした楽曲の数々が、物語に新たな息吹を吹き込み、観る者の心を魅了する。

■ミュージカル版ならではの挑戦──ボイストレーニングで磨いた歌声

――プレミアム吹替版の白雪姫役に選ばれて、やはりうれしかったですか?

【吉柳】はい! アニメーション版も観ていましたし、プリンセスに対する憧れは小さい頃からありました。こういう形でプリンセスになる夢が叶ったのは本当にうれしいです。

――周囲の反響はいかがでしたか?

【吉柳】発表前は「どう思われるんだろう…」と心配していたので、「おめでとう!」というメッセージをたくさんいただけて、ホッとしたのを覚えています。「夢が叶ったね」と言ってくださる方も多くて、すごくうれしかったです。

――今回はミュージカル版ということで、楽曲にも期待が高まります。どのように取り組まれたのでしょうか?

【吉柳】歌がとても重要になってくると思っていたので、ボイストレーニングをして音域をいろいろ試してオーディションに臨みました。「どういう気持ちを伝えたくて、こういうアレンジになっているのか」を考えながら練習していました。「だからこういうふうに歌い上げるんだ」「だからこういう裏の音が入っているんだ」と理解していくのは新鮮な経験でした。無事白雪姫役に決まってからは、収録の際にもいろいろと教えていただきましたし、原音であるレイチェル・ゼグラーさんの歌を何度も聴いて、レイチェルさんの歌のクオリティーを絶対に下げないように、自分がどう歌えるかを試行錯誤しました。ぜひ注目していただけるとうれしいです。

――今までの経験が役に立ったと感じる場面はありましたか?

【吉柳】今回の楽曲は音域がとても広く、優しく柔らかく歌う部分もあれば、力強く張り上げて歌う部分もあるという、とても幅広い表現が求められるものでした。音域の高さもかなりあったので、今まで舞台で培ってきたものを少しは活かせたと思います。

――子どもの頃から歌は得意だったのですか?

【吉柳】芸能界に入る前から、歌はうまかった方だと思います(笑)。私の母はうまく歌えず、悔しい思いをしたことがあって、それから毎日のようにカラオケに通って練習し、その甲斐あって歌が上達したそうです。そんな母と子どもの頃からカラオケで点数を競っていたので、自然と歌が身近なものになっていたと思います。

■フライング経験を活かせる!?今後の目標はアクション俳優?

――今後の目標や、心がけていることはありますか?

【吉柳】私がずっと大切にしているのは、「与えられた仕事を期待以上のもので返すことができる女優を目指したい」 ということ。俳優という仕事を通して、さまざまな学びを得ていきたいと思っています。役の幅を広げるために、価値観や考え方の幅を広げることも大切だと思っているので、これからも考え続け、成長していきたいです。すごく単純な話をすると…、アクションをやりたいです!

――アクションですか?

【吉柳】もともとアクション映画が好きで、ジャッキー・チェンさんの作品が大好きなんです。ディズニープリンセスへの憧れがあった一方で、強くてかっこいい、「自分の身は自分で守れる女性」にもすごく惹かれます。なので、アクションには特に興味があります。

――「フライング」の経験はありますね。

【吉柳】そうなんですよ!『ピーター・パン』をやっていたおかげで、「フライング得意です!」と言えるのは強みになると思います(笑)。


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