今週（2025/3/7～3/13）のYouTubeチャートTOP100の週間総視聴回数は先週比で0.6％増、TOP100の初登場作は10作（先週は14作）となった。

【画像】YouTubeチャート週間TOP11～30一覧

　Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」（650.5万回）が11週連続、通算14度目の1位となった。6位（先週7位）には、『Mrs. GREEN APPLE 18祭』（NHK総合）のテーマソングとして書き下ろされた「ダーリン」（312.8万回）が入り、TOP30内には3曲、TOP100内には9曲がランクインしており、快進撃が続いている。

　2位（先週3位）は米津玄師「BOW AND ARROW」（586.4万回）。フィギュアスケートを題材にしたテレビアニメ『メダリスト』（テレビ朝日系）のオープニング主題歌で、原作のファンである米津が自ら志願して楽曲を書き下ろし、ジャケットのイラストも米津自身が手がけている。ミュージックビデオ（MV）では、フィギュアスケートでソチ五輪、平昌五輪の金メダルを獲得したメダリスト、羽生結弦さんとコラボ。羽生さんは自らが考えたという振り付けで、力強く華麗なスケーティングを披露している。

　3位（先週5位）は、アソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」に所属するCUTIE STREETの「かわいいだけじゃだめですか？」（408.2万回）。昨年9月に配信リリースされたデビュー曲で、ミュージックビデオ（MV）は10月に公開されているが、25年に入ってから音楽番組への出演やワンマンライブの開催、ラジオ冠番組のスタートなど話題が豊富で視聴回数もアップ。20週連続で、TOP10内をキープする快進撃が続いている。15位には2月26日に配信リリースされ、3月7日にMVが公開された新曲「ラブトレ」が初登場。なお、同グループは今年10月に横浜・ぴあアリーナMMでデビュー1周年公演を開催することが発表されている。

　10位（先週39位）は、TikTokを中心にバイラルヒットしているCANDY TUNE「倍倍FIGHT!（Live）」（252.5万回）。作家の玉屋2060％（Wienners）とCANDY TUNEが長時間にわたる打ち合わせを行い、メンバーの「今の自分」を表現したという楽曲で、笑ったり泣いたりしながらも、夢や目標に向かって“倍倍FIGHT! ”と気合を入れながら、自分自身や周りの人たちにエールを送る応援ソングとなっている。3月8日に公開されたMVには、外国人、ギャル、子どもたちなどさまざまな人が登場し、メンバーがみんなを応援、元気づけていく内容になっている。なお、デビュー2周年ツアーのチケットが即完売したことから、5月4日・5日に幕張イベントホールで追加公演を開催することが発表されている。

　14位はKing & Prince「HEART」（207.8万回）。メンバーの永瀬廉が主演するドラマ『御曹司に恋はムズすぎる』（関西テレビ・フジテレビ系）の主題歌で、あらゆる世代の人々が勇気をもらって、キュンとして、前向きな気持ちで毎日を過ごせるようにと想いを込めたという王道ラブソング。振り付けはダンサーのMONAが担当しており、ダンスバージョンのMVも公開されている。

　23位（先週45位）は幾田りら「百花繚乱」（159.4万回）。今年1月から連続2クール放送のテレビアニメ『薬屋のひとりごと』第2期第1クールのオープニングテーマで、幾田リラがソロとしてテレビアニメのオープニングテーマを担当するのは初めてとなる。3月7日に公開されたMVは、写真家・映画監督の蜷川実花が監督を務め、3月30日まで京都で開催されている個展『蜷川実花展 with EiM：彼岸の光、此岸の影』の会場で撮影したもの。異界と現実をつなぐ空間演出のなかで撮影された“百花繚乱”を体現する映像となっている。

　そのほか、19位（先週49位）のレミオロメン「3月9日」（178.5万回）、20位（先週33位）のRADWIMPS「正解」（174.6万回）など、卒業シーズンの定番曲として歌い継がれている楽曲が順位を上げている。

※カッコ内は視聴回数

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