テレビ東京、25年4月期は新番組・リニューアル目白押し「尖った手を打ち続ける」

2025/03/14 14:30 

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テレビ東京(C)ORICON NewS inc.

 テレビ東京は14日、2025年4月の編成説明会を開催。改編率はゴールデン帯16.7%、プライム帯13.0%、全日8.2%となった。

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 同局コンテンツ戦略局コンテンツ編成部長・工藤仁巳氏は、はじめに10月クールを振り返り、金曜日ドラマ8をドラマ9に変更し、この半年間で視聴率アップに成功し、「テレビでなければできないことを見てほしい」として今回の改編に至ったと説明。今回主に「月曜~木曜」を強化するとした。

 今回の改編は「61年目。人と同じことはやらない。尖った手を打ち続ける」がテーマ。工藤氏は「毎回同じことを言い続けます。『トガッたコトをやる』『見たことないコンテンツを届ける』そんな気持ちで放送・配備していきます」とコメントした。

 バラエティー、ドラマ、報道と、新番組・リニューアルが目白押し。新番組として月曜20時に『JAPANをスーツケースにつめ込んで!』、水曜20時に『世界を救う!ワンにゃフル物語』がスタート。

 『スーツケース』はかまいたちがMCで「日本の誇る名品・珍品」を海外に持っていき評価をしてもらう番組。かつて放送していた『ヒャッキン!』の流れをくんだコンテンツとなる。月曜は日本に外国人が来る「YOU」「応援団」と、海外に持っていく「スーツケース」のコントラストで“海外に誇る日本”の縦の流れとなる。「ワンにゃフル」も「どうぶつピース!!」や「ポチたま」などで培ったどうぶつ番組のノウハウを進化させた。進行は人間ではなく七之助(CGの柴犬)で、そこに三毛猫とゲストが参加。あくまで“どうぶつ目線”でストーリーを紡ぐ。

 また、20年目を迎える『ガイアの夜明け』を大きくリニューアル。新案内人は俳優・長谷川博己。改めて経済報道を突き詰めてきたテレビ東京だからこそできる骨太な取材、放送、配信を目指す。『ブレイクスルー』はMCを相場英雄にバトンタッチ。社会問題を提起する経済小説を書いてきた相場が、壁を突き破ろうとする挑戦者たちに鋭く切り込む。いずれの報道番組もビジネスパーソンが「見逃したらまずい」と思うような内容を目指す。バラエティー番組でも、『有吉木曜バラエティ』を『有吉の深掘り大調査』とタイトルを変えて、内容をパワーアップさせていく。

 去年10月に20時から21時に枠移行したドラマ9の4月クールは『失踪人捜索班消えた真実』。町田啓太と小泉孝太郎がバディを組んで捜査する鉄板モノ。深夜はお家芸と言っても過言ではない “尖った”ドラマシリーズで引き続き勝負。ドラマ23『夫よ、死んでくれないか』、ドラマ24『ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~』で狂気に満ちた女性を描く。

 さらに、シリーズ5作目となる『ソロ活女子のススメ』も健在。江口のりこがシーズン4の台湾に続き、今度はオーストラリアでソロ活にいそしむ。アニメでは『九龍ジェネリックロマンス」をアニメ化。夏には実写映画化も予定されており、25年度のスタートにふさわしい期待作となっている。
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