野田クリスタル、初ソロコンで新曲熱唱&「虹」「雪の華」などカバーも披露 ご本人登場のサプラ…

2025/02/05 18:00 

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『野田クリスタル 初コンサート in TOKYO DOME CITY HALL』

 お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが2日、TOKYO DOME CITY HALLで『野田クリスタル 初コンサート in TOKYO DOME CITY HALL』を開催。キャパ3000席の大きな会場ながら、無観客のオンライン配信という形式で実施し、観客は相方の村上のみ。野田は新曲8曲を含む予測不能なパフォーマンスを繰り広げた。

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 『R-1ぐらんぷり2020』、『M-1グランプリ2020』で優勝し、自作ゲーム『野田ゲー』の開発や、自身のプロデュースする「クリスタルジム」の運営など、多岐にわたる活動を続けてきた野田が、ついに歌手としてコンサートデビューを果たした。

 ところが、開演時間の午後4時に配信トラブルが発生。しばらくの間、「無観客」な上に「無配信」でパフォーマンスが行われる異常事態に。40分後に回線が復旧すると、あらためてスパンコールがまぶしいブルーのジャケットを素肌に羽織った野田が登場。レーザー光と煙、炎の特効が派手に舞台を彩る中、「お待たせしましたー! 盛り上がってるかーい!」と叫び、ようやく無事にコンサートがスタートした。

 トラブルも意に介さず、独壇場のステージを展開。1曲目の後のMCでは、「1時間のライブで40分押して、あと20分だけど関係ないからー!」「配信が遅れたのは俺たちのせいかもしれない。でも100対0(ヒャクゼロ)の話じゃないからー!」と居直り、不測の事態にも動じないロックスターの風格を漂わせた。

 さらに野田は、強い口調でファンに語りかけた。「今日をみんなの誕生日にしたい。どういうことかっていうと、みんなの音楽に対する感性が、今日から始まったってことなんじゃないかなあ!」。

 2曲目「野田サーカス」ではトロッコに乗って誰もいない会場を回り、コール&レスポンスを求めると、3曲目「あの日のお茶漬けでは、初披露の新曲にもかかわわらず「みんなと一緒に歌いたい」と要求し、永谷園への感謝をフレッシュに歌い上げた。

 5曲目からは、斬新な黒の衣装にチェンジ。煙の中から登場する幻想的な演出で、バラードの「私は3000円チャージする」、R&B調の「お前の母ちゃんの話が面白い」、再びバラードの「東京ドームシティホールの近くに咲く花」と歌い上げ、ジャンルを超えた表現力の響かせる。さらに熱いMCを挟んだ後の8曲目「入るなら大きい組織に入れ」では、声を枯らして吉本興業と大きい組織への愛を熱唱した。

 9曲目からは、いつもの漫才衣装にチェンジ。「モノマネの練習の成果を見てもらいたい」と語り、福山雅治の「虹」、中島美嘉の「雪の華」、ORANGE RANGEの「花」のカバーを披露。すると、すべての楽曲でご本人が登場するサプライズが発生。各アーティストと野田がデュエットも行ったが、違和感に気づいた配信のコメント欄は大荒れ状態に。

 そして、アンコールの12曲目では、「ORANGE RANGEのメンバーらしき人物」と野田が、BEGINの「笑顔のまんま」を熱唱。終わってみれば、しっかりと予定通りの70分間のパフォーマンスをやり切り、大団円を迎えた。ライブの最後にも不可解なダイジェスト映像が流れ、配信を見守ったファンのコメント欄は「夢だったのだろうか」「頭痛くなってきた」と大混乱に。視聴者を世界観に引き込み、始まりから終わりまでカオスすぎる野田の初コンサートは、大きな波紋を広げて幕を閉じた。

 このライブは3月1日まで見逃し配信が可能。FANYIDメンバーは24時間、プレミアムメンバーは72時間の見逃し視聴を楽しめる。
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