中居正広氏の引退をめぐり…谷原章介、山里亮太、鈴木おさむ氏、長嶋一茂氏ら胸中や持論【コメン…

2025/01/24 17:30 

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(左から)谷原章介、山里亮太、鈴木おさむ、長嶋一茂 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の谷原章介、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太、元放送作家の鈴木おさむ氏、タレントの長嶋一茂氏、脳科学者の茂木健一郎氏、落語家の立川志らくが24日、それぞれが出演する番組やSNSを通じて、芸能界引退を発表した中居正広氏について語った。

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 フジテレビ『めざまし8』(月~金 前8:00)のMCを務める谷原は「SMAPの5人のメンバー全員とドラマをご一緒したこともありますし、バラエティーでも数多く共演させていただきました」「僕自身、彼らほど大スターではもちろんないすけれども、一緒に歩んでこられたという意味で、すごくSMAPに対して思いが強いです」と吐露。

 昨秋、ドジャースがワールドシリーズ優勝を決めた日。「『ドジャース勝たせてよ!』って声をかけたのが最後」だという。

 谷原は「(中居氏と)同い年で、52歳として、この世界でこれだけやってきて、あれだけの地位にあった人が、何でこういう結末になるようなことをしてしまったんだ。それが本当に残念ですし、悔しくてなりませんし。まだきのうはファンクラブ向けの会報ということで、今後どのような対応をされるかわかりませんけれども、やっぱりできれば、中居さんの口からご自身の思いというの会見で聞きたいそれを今も思っております」と結んだ。

 日本テレビ系『DayDay.』(前9:00)のMCを務める山里は「引退っていうのは聞いた時、驚きましたし、ただすごくそこで思ったのは、これを言うとなぜか擁護っていう風につながって、言うのが怖いんですけど、本当に、本当にまだ真実ってわかってないんですよね。それは、雑誌の中でいろいろ言われていることとか、これがウソとも明言しませんし、でも、真実でもあるとも言えないようなことがあって。で、それを受けて、ネットとかでいろんな話が出てきて、その話を持って、こう…叩くという言い方なんですかね。攻撃することで、こうやって、人が人生を終わらせられるっていうのは、すごく怖いことだなっていう風に思っていて」。

 「あと、本当に僕が知っている中居さんでしかしゃべれないんですけども。被害者の方もいらっしゃるんですけど、僕が世話になった中居さん、僕が見てきた中居さんだけで言うと、そのコメントの中にある『全責任を背負う』っていう言葉、ほんとに我々はいろんなところで その姿を見てきた身としては、本当にこれから真摯にいろんなことに向き合って責任取っていかれると思う中で。真実かどうかわからないけど、どんどん広まっていく」。

 「このことが、もうひとつ生み出しているのは、今、この方もそうかと確定してないですけども、被害者とされてる方がいて、その方にも今度はまた違った誹謗中傷がいっていると。これもおかしいと思うし、僕が知っている中居さんだったら、もしそれを『いや、中居さん悪くない』っていう気持ちから(誹謗中傷を)している人がいたら、その誹謗中傷のことも(中居氏は)非常に心を痛めるような方だと思うので、その誹謗中傷もぜひ止んでほしいなと。そういう思いです。ほんとに、こういう側にいる人間のこういう言葉は、ひょっとしたら自分たちに甘いと思う方もいるかもしれません。もしそう思って不快に思われた方いたら本当に申し訳ないですけども、現時点で僕が思うことはこういうことです」と胸中を明かした。

 テレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』(前8:00)に出演した長嶋氏は「本当にもうびっくりしたとしか、言いようがないです。まだ1日しか経ってないので、ここでどういうコメントをしたらいいかって今もずっと考えているんですけども。企業風土の話があったと思うんですけど、やっぱりテレビってスターさんを作るところでもあるし、すごく華やかなとこですし、ある意味、一般常識とかけ離れた部分っていうのはあるのは当然だと思うし、あったと思うし、今もあると思うんです」と指摘。

 続けて「中居くんに関して言うと、そういうベースがある中、37年間という第一線でとても素晴らしい才能を発揮されて頑張ってきた方なので、反面ね、才能とは裏腹に、一般常識的な部分だったり、倫理的な部分だったり、現代社会にはちょっと少しそぐわない部分 っていうのはあって。少しずつなんとなく乖離してった部分っていうのはあったと思うんです」。

 その上で「私もプロ野球、芸能界にずっといるので、そういう部分っていうのはあると思います。そこの部分を常に危惧して、いろいろ、日々考えていかなきゃいけない部分っていうのはあったと思います。とにかく今回は、個人的な問題から、もう今はもう大企業であるフジテレビさんの今後にまで関わることにすごく急展開していったなっていうところが、これ、ある意味現代社会だと思います。僕自身、ここまで来るのかなっていうようなところの思いが、僕自身、現代社会とやっぱり乖離しちゃってるっていうことで、自覚せざるを得ないような、自分自身、反省を促さなきゃいけないなっていう風な思いでおります」と話した。

 TOKYO FM『JUMP UP MELODIES』(後1:00)に出演した鈴木氏は「オープニングは僕ひとりでお話させていただきます。きのうですね。中居正広さんが引退を発表されました。37年間の芸能活動ということで。僕は出会ってから、ずっとリーダーを呼ばせていただいています。放送作家を引退する日、生配信をした時に、リーダーがサプライズで電話をかけてくれて、非常にありがたいなと思いました。リーダーと話したのは、『SMAP×SMAP』が終わって以来でした」と回顧。

 今回の騒動について「(中居氏が)正直、どこかで引退という選択をするんじゃないかなと思っていたところもありました。引退ということに対して、いろんなニュース、SNSを見ていて、いろんな意見があると思うんですけど、僕はけじめをつけたんだと思っています」と私見を語った。

 続けて「引退ということに逃げたとか、そういうコメントも目にしますが、僕は逃げたわけでは決してないと思っています。コメントの中に『これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個人にあります』と書いてあります。これからも、調査に対して誠意をもって対応していくと書いてあります。だから、やめるというけじめをつけて、ここから向き合っていくということだと思うんです」と熱弁。

 その上で「相手の女性に対してもちゃんと向き合うために、ここでけじめをつけることが必要だったんじゃないかなと、僕は思っています。20代の頃からずっとお仕事をさせていただきました。彼らがスターになっていく瞬間を見届けさせていただきました。彼が道なきところに道を作っていったと思っています。東日本大震災が起きた時とかですね、番組はもちろんですけど、彼は地元の友達とかとも、何年も被災地に行っているのを僕は聞いていました。それで勇気をもらえた人も多いと、僕は思っています」と語っていった。

 そして「今回の件で、何が起きたのか、僕はわかりませんが、深く傷ついている女性がいます。彼はここから、そこに対して真摯に向き合うと書いています。引退という決断をしたリーダーに対して、個人としては『お疲れ様でした』とまず言わせていただきたいです。1回、僕は言わせていただきたい。そして、ここから真摯に向き合ってほしいと思います」と呼びかけた。

 その上で「ネットを見ると、怖いことがたくさん書いています。ネットは自由な場所だとわかるのですが、過去の映像を引っ張っていたずらな文言を書いたりしていて、自由の中にもモラルを持ってほしい。(被害を受けた)女性の方への憶測とか誹謗中傷、やめてほしいなと思っております。ここでしゃべったことで、嫌な思いをされた方がいたら、すみません」とコメント。最後に「これでSMAP再結成の可能性がこれでゼロになったと目にします。0.00001かもしれないですが、僕はゼロだと思っておりません…ということを、勝手に思っております」として、その後に「夜空ノムコウ」を流した。

 志らくは自身のスレッズを更新。「中居君の問題について」と題して「『悪意には罪悪感があるから止まるが正義にはそれがないから暴走する』戦争がそう。昨今のマスコミの集中攻撃も同じ。斎藤知事の件があったばかりなのにメディアも世間は何も学ばない。中居君は仕事を失った。あきらかに被害者がいる。ならばもうこれで終わり。中居君を攻撃する事は被害者をクローズアップして苦しめるだけ。被害者がそれを望んでいるのか?望んでいないからこその示談だったのでは」と持論を展開。

 続けて「それに中居君に何かあったらどうするつもりだ。あとはフジTVが関与していたかどうかこの業界の膿を出すのみ。SMAPの思い出は変わらないと私が言っただけでレイプ犯を擁護したと言われる。彼は逮捕起訴されていない。全て推測だ。真実は我々にはわからない。あと、志らくの娘が同じ目にあったらどうする、って言ってくる人達。怒るに決まっている。許さないよ!だからこれは被害者の関係者が怒る事案。外野がそれに乗って怒り狂い、誹謗中傷しまくるのはそれこそ正義の暴走なのです。まあ、罪悪感がないからわからねぇか」と厳しく呼びかけた。

 茂木氏は、自身のYouTubeチャンネルなどを更新。普段はメンバー限定で公開している「茂木健一郎の脳の教養チャンネル」に、「公共性が高い」として「中居正広さんの引退に思うこと」と題した無料動画を投稿した。

 中居氏引退に対する「残念」などの声について、共演経験を踏まえ「ごく普通の考えをもっている方々だと思うんです。だから、スターになったなと思うんです」と、日本の芸能人らしい“身近なお兄さん”だったと言及。

 「皆さんの近所にいるようなお兄さんですよ」と表現し、「ひょっとしたら、ごく普通に社会のどこかで暮らしてらしたかもしれない。ということを考えると、引退でショックを受けていらっしゃるファンの方はいらっしゃるんでしょうけど、普通のお兄さんに戻るっていうことだと僕は思うんだよね」と続けた。

 一連の問題についてコメントはせず、引退の受け止めについて「“普通のお兄さん”は元々そんな芸能界の華やかな世界と関係なく、一生懸命、社会のいろんなところで頑張っていらっしゃるわけでしょう」「そこに戻るだけだから」「芸能界にいることは別に生まれた時からの権利ではないからね。だから、それだけのことだと僕は思ってるんですよ」とした。

 あらためて「よく世の中を見てみよう」とし、“普通のお兄さん”が道路工事や食の生産・調理などで働くことで社会が回ると、視点を提示。「ごく普通の人生の中に戻っていくだけだから」と説明した。

 そして「それを違うって思う人がいるんだとしたら、それはテレビとか、芸能界とか、一見華やかなスポットライトが当たっている中で、それがあたかも生まれた時から、その人の自然な居場所であると勘違いさせているだけだから」と語った。

 茂木氏は、自身のXには「中居正広さんの引退に、ファンが惜しむ気持ちはわかる。アイドルは、周囲にいるかもしれない兄ちゃんが努力して歌ったり踊ったりするのが魅力。応援しているファンは、みんな、社会の片隅で一生懸命生きている。テレビや芸能界の華やかな世界は一時の幻。私たちはみな、現実の中に生きている。そして、ほんとうは現実の中に人生のよろこびも悲しみもある。世間の兄ちゃんたちは、最初から普通の生活をしてきた。引退は終わりじゃなくて、現実の始まりである」とつづった。
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