フジ社員、放送予定の中居氏番組「何本も作ってます」「どうして止めてくれなかったのか」悲痛な…

2025/01/24 13:19 

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フジテレビ(C)ORICON NewS inc.

 フジテレビ『めざまし8』(月~金 前8:00)は、24日の放送で、中居正広氏の芸能界引退と同局をめぐる騒動を紹介。23日に行われた同局社員向けの説明会の詳細も伝えた。

【写真】フジに「出られなくなってもいい」古市氏の厳しい言及

 番組は23日の社員向け説明会について、午後5時半から10時まで4時間半行われたことや、およそ1200人の社員のうち、会場に集まった社員がおよそ450人、オンラインを合わせると1100人に上ったこと、社員から合計217件もの質問が寄せられたことなどを報じた。

 また説明会で同局の港社長が、閉鎖的と批判された17日の会見についての説明内容も紹介。「定例記者会見というのを毎月やっています。それがしばらく予定されていなかったので、前倒しという形を取ろうという立て付けで決めました」「オープンでネット系も入ってくると、不規則発言や彼女のプライバシーが侵害される恐れがあるのではないかという懸念が一番大きく頭を占めて、クローズドな会見になりました」「終わって失敗したと思いました」などと伝えた。

 また、社員との質疑応答についても、厳しい言葉が相次いだことを紹介。

 ある社員は、「報道・情報の取材現場は、半世紀以上にわたって懸念が持たれる人に対し、カメラの前で説明責任を果たすように繰り返し強く求めてきました。その点、報道メディアがカメラ会見しなかったことで報道機関として自殺をしたと言われています」「フジテレビは今後二度と取材相手に対し、カメラの前で説明責任を求められなくなると言っても過言ではないと思う。そのことについて、報道機関のトップとして重大性をどのように理解しているか。次の会見では、過去取材に応じてくださった無数の方々に対して謝る必要があると思います」と訴え。

 別の社員は「(17日の会見の報道を)テレビで見ていたんですけど、一般感覚が著しく欠如しているなという感覚を得ました。次回の27日の会見は、もっと違う方とか社員の言葉とか聞いていただきたいとか、そういうことを踏まえて臨んでいただかないと」と言及。

 さらに別の社員は「新規の番組、特番というものを何本も作ってます。何本も中居さんを起用して作ってます。そういったキャスティングに対して、ストップがかからなかったのか?本当にそれは納得ができないというか、理解に苦しみます。女性の人権を大事にした初動に関しては間違ってなかったのかもしれませんけども、どうしてあの段階で止めてくれなかったのか」と訴えた。

 また、説明会に出席した『めざまし8』の金曜MC・岸本理沙アナウンサー(25)は、「(入局)3年目という立場から申し上げますと、不安でしかない説明会だったなというふうに思いました」と本音を吐露。

 そして、「不安に思ったことが2つあるなと思いました」とし、「1つは組織体制の見直しというところで、本当にこの問題が2度と起きてはいけないと思っていて。そのためにどうすればいいのかというと、問題が起こってしまったことへの原因究明、なぜ起こってしまったのかの経緯の説明責任は果たすべきであったかなと思います」と挙げた。

 さらに27日に予定している2度目の記者会見について「そこで信頼関係が回復できるのかというのが正直不安です。今、視聴者の皆さま、スポンサー、関係会社の全ての信頼が加速度的に失われている中で、はたして信頼を取り戻せるのか…準備が間に合うのか」と話した。

 その後「ただひとつ希望として」と前置きし、「社員は今、変わろうとして、会社を変えようとして…。それを社長、会長、経営陣なりに昨日の説明会で自分たちの声を出していた。そこの私たち声が届くように、いち社員として働きかけないといけないなと強く思いました」とコメントした。
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