『進撃の巨人』熱烈ファンの呼び名は「奇行種」 劇場版30回以上鑑賞に梶裕貴・朴ロ美ら驚き
劇場版『進撃の巨人』完結編THE LAST ATTACK大ヒット御礼舞台挨拶&ライブビューイング上映会の様子
【写真】奇行種に苦笑い 心臓を捧げよ!ポーズする梶裕貴たち6人
今回の舞台挨拶に登壇したのは、梶裕貴(エレン・イェーガー役)、井上麻里奈(アルミン・アルレルト役)、下野紘(コニー・スプリンガー役)、嶋村侑(アニ・レオンハート役)、朴ロ美(ハンジ・ゾエ役)、そしてMCの松澤ネキ。
『進撃の巨人』ブームに驚いているという下野が「改めて『進撃の巨人』はどこまでも進撃していくということを感じました」と語れば、嶋村も「もう1月で終わっていたと思っていました。うそでしょ、と思います……」とびっくりしたそう。
朴は第一声で「朝早くからこの会場にきた奇行種のみなさん、ライブビューイングの皆さん!」とハンジらしい愛情たっぷりのコメントで呼びかけると、会場の“奇行種”からは温かい笑顔が。なお、朴はまだ劇場では観られていないということで、「舞台挨拶が終わった後、そのまま観られないかマネージャーさんと相談したいと思います」と型破りなコメントでも会場を沸かせていた。
朴のコメントを受けて、会場のお客さんがこれまでどれだけ『進撃の巨人』を観るために劇場に足を運んだのか気になった梶は、会場に呼びかけて視聴回数を確認。この日のTOHOシネマズで初めて観たという方も多かった一方で、10回以上観覧したという方もチラホラ……。なかには30回以上観たという熱烈な奇行種もいて、朴も「ソニーとビーンを越えているかも!」とハンジとしては最大級の賛辞を送っていた。
アフレコの思い出を聞かれた下野は、始まったころはこういう展開になるとは予想できなかったようで「コニー自体が生き続けていけると思っていなかったので。いつコニーがいなくなるのかって思いながら最後まで駆け抜けられたのはうれしかった」とコメント。アフレコ後にジャン役の谷山紀章とさみしい気持ちになったと吐露する一方で、終わる気配のない“進撃”に「あのさみしい気持ちを返してほしい!」と叫び、会場の笑いを誘う。
アニ役の嶋村も彼女が結晶化した状態から目覚めることを期待していなかったそうで、彼女の人となりが次第に見えてきて「こんな人だったんだ」と感じたそう。悲劇的な結末を迎える登場人物が多い中、アニはアルミンといい感じのまま物語の幕が下りたということもあり、嶋村も「今日、井上さんの隣に立てるだけで感無量だよ!」と喜びを爆発させた。
作中で壮絶な最期を遂げたハンジについて、朴は「みなさんのおかげで見事に逝かせていただけることができました」と振り返りつつ、「本当にハンジが好きです」と改めて告白。ハンジが死ぬという展開は下野も予想していなかったようで、「実際にテレビで観たときにそうか衝撃的だなって。原作では知っていたけど、壮絶な死に方だと改めて感じました」とコメント。
ハンジのラストシーンの話に紐づく形で、『進撃の巨人』の打ち上げパーティーの席で下野は原作者の諫山創から、なんとコニーがThe Final Seasonに入ってから死ぬ機会があったと聴かされて驚いたと語る。これにはほかのキャスト陣も驚きを隠せず、「ということはハンジさんが死なない可能性もあった!?」という話題に。朴が「(そういうifの展開を諫山先生に)全部描いてほしい」と声を上げたことで、キャスト陣からはゲームにすればいいのでは……という声も上がる。「ヤバいぞ、100年計画になっちゃう!」(下野)というコメントに笑顔になったファンも多かった。
そして、井上が「スタッフのみなさんやアーティストのみなさんも自分の人生を変えてくれた仕事だとおっしゃっていました。私にとっても人生を変えてくれた作品です。10年経っても引きずっていただいて、またみなさんと語り合える機会があったらなと思っています。10年以上引きずってください!」と締めくくると、梶も盛り上がりすぎて時間が押してしまった今回の舞台挨拶を総括して「まだまだ話しつくせません。“またこういう機会を作ってください”という声を寄せていただければ、この作品ですのでいつか実現すると思います!」とコメントした。
最後は“あのポーズ”で締めたいという松澤のリクエストもあり、梶が会場に向けてポーズのレクチャー。進撃を愛する全員で胸に手を当て、「心臓を捧げよ!」という盛大な号令を響かせた。
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