『嘘解きレトリック』鈴鹿央士”左右馬”への本当の思いに気付いた松本穂香”鹿乃子” ラストは…

2024/12/16 22:55 

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16日放送『嘘解きレトリック』より (C)フジテレビ

 俳優の鈴鹿央士と松本穂香がW主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ『嘘解きレトリック』(毎週月曜 後9:00)の最終話が、16日に放送された。

【写真】いつもと違う雰囲気!…洋服姿の松本穂香

 本作は、やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬(鈴鹿)と、嘘を聞き分ける奇妙な能力者・浦部鹿乃子(松本)の異色コンビが「ウソ」と「マコト」が入り交じる綾糸のごとき難事件を解決していくレトロモダン路地裏探偵活劇。

以下ネタバレあり。

 稲荷の掃除をして帰って来た祝左右馬(鈴鹿央士)と浦部鹿乃子(松本穂香)。2人が探偵事務所に戻ると、女性に声をかけられる。女性は行き場所も金もなく困っていたら、祝探偵事務所の大家に会い、事務所に住んで良いと言われたと話す。鹿乃子の耳にはその言葉にウソは聞こえなかった。左右馬は渋るが、女性は大家からの手紙を左右馬に渡した。手紙には“彼女を泊めたらたまっている家賃をなしにする”とあった。この条件で左右馬が断るはずもない。

 話がまとまると、女性は2人に青木麗子(加藤小夏)と名乗った。左右馬たちが麗子を連れて『くら田』に行くと、店にいた六平(今野浩喜)が麗子を見て美人だなどと褒めそやし酒を酌み交わし始めた。2人の会話を聞いていた鹿乃子は、麗子が自身の境遇を話す言葉にウソを聞く。そんな中で急に左右馬が鹿乃子に「鈴蘭って、夏の花だよね?」と尋ねる。梅雨前に咲く花だと答える鹿乃子。左右馬は麗子がしていた冬用の手袋に鈴蘭の刺しゅうがある事を疑問に思っていた。

 左右馬は麗子に早く出ていってもらうための作戦を画策。そこで左右馬は「青木麗子という名前、ウソですよね?」と麗子に突きつけた。彼女は否定せず「本当の私は誰にも秘密」と返し、自分自身のことをすべてウソで語る。そんなところに、端崎馨(味方良介)が来て左右馬を連れ出した。鹿乃子は麗子と話すうちに、どうやら失恋をして家を出てきたのではないかと推理する。

 すると新聞の尋ね人の欄に、麗子と名乗る女性に似た記載が。依頼元を尋ねると槇原鈴乃と鈴村柾の2人が心配そうな表情を浮かべていた。話を聞くと麗子と名乗る女性の本当の名前は蘭子であり、10日前に突然姿を消したという。その後、蘭子に事情を聞くと、鈴乃と柾の結婚が決まったのだが、蘭子は鈴乃に思いを寄せていたため、素直に結婚を祝えない自分に嫌気が差して家を飛び出したのだという。その話を聞いた左右馬は「嘘でしか幸せを願えないのであれば、ずっと嘘をついていいればいいんじゃないんですか?」と優しくと問いかけ、蘭子に鈴乃のもとに戻るよう説得するのだった。

 最後の依頼を終えた中、事務所の隣りにある料理屋「くら田」が雑誌に特集され、記念撮影が行われていた。すると鹿乃子と左右馬も写真撮影に加わることになると、次々に九十九夜町の住民が登場。大団円のラストとなった。しかし鹿乃子の心はいつもと違う。探偵業を通じて、嘘の先にある人々の思いに触れ、最後に蘭子の正直な思いを見て、左右馬に対する恋心を確信するのだった。

 最後まで胸キュンのラストに視聴者からは「鹿乃子ちゃんと左右馬先生に幸あれ」「優しくて、ほんわかなドラマでしたな」「祝先生と鹿乃子くんは進展してほしいようなこのままでいてほしいような…」「初々しい恋の香りもするほっこり素敵なドラマだったなぁ」との反響が寄せられた。
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