『SEED FREEDOM』特別版映像第1弾 ラクスの「エッチですわね」秘話 保志総一朗が…

2024/11/01 21:10 

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『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』特別版上映第2弾記念舞台あいさつに出席した(左から)仲寿和プロデューサー、保志総一朗、福田己津央監督(C)ORICON NewS inc.

 声優の保志総一朗(キラ・ヤマト役)、福田己津央監督、仲寿和プロデューサーが1日、アニメ映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(1月26日公開)の特別版上映第2弾記念舞台あいさつに登壇した。

【写真】待ってました!『機動戦士 ガンダムSEED FREEDOM ZERO』の制作決定を発表した保志総一朗ら

 イベントでは、特別版の第1弾の映像について語られた。エピローグカットについて感想を保志が語ろうとすると福田監督は「エッチですわね」とラクス・クライン(声:田中理恵)のせりふを引用して笑いを誘った。改めて保志は「理恵ちゃんと『FREEDOM』の時に、前半は一緒にアフレコできた。でも、それって結構オルフェを含めたつらい時代キラだったりした。その後のラクスとのラブラブは一緒にできなかったんですよ。それがようやくエピローグシーンが入ることによって」とにんまり。エピローグカットは、保志と田中が一緒にアフレコできたそう。

 福田監督は田中へ「もうちょっと生っぽいやり取りで」とディレクションしていたことが保志から明かされた。福田監督は「『心配もないから。もう全てを捨てた。完全にそういう状況なんで、キラに甘めに』と言ったような気はします」と振り返った。

 入場者特典として、キラの両親がキラとラクスを後ろから見つめるイラストの「アフターカットポストカード」も配布された。福田監督は、時系列についてエピローグカットはイラストの「前です」と断言。「明らかに前です。フリーダムが、まだいるので。エンディングの4時間後ぐらい。夕方から始まって星空になっているので」と福田監督は詳細に説明して笑わせた。

 開始冒頭に、完全新規映像だった特別版映像が流され、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO』の制作決定がサプライズで発表された。福田監督は「僕の作業は、ほぼ終わってます。なぜなら20年前にできているから」と明かし、「皆さんが『FREEDOM』を応援してくれたおかげだと思います」と、新作の制作が決定したことを感謝していた。

 『機動戦士ガンダムSEED』シリーズは、2002年10月より全50話で放送された、21世紀に入って初めて制作されたテレビシリーズのガンダム作品。物語は遺伝子調整がおこなわれた人類(コーディネイター)とこれまでの人類(ナチュラル)が、軍事組織ザフトと地球連合軍にわかれ戦いを繰り広げる。この戦争を通じ、コーディネイターである主人公のキラ・ヤマトの苦悩と成長が描かれている。

 これまでのファン層に加え多くの女性層を獲得し、最高視聴率8.0%を獲得。さらに小学生を中心に第二次ガンプラブームを巻き起こし、“新世代のガンダムシリーズ”として一世を風靡した。

 また、04年10月から続編となるテレビシリーズ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も放送され、前作を上回る最高視聴率8.2%を獲得。シリーズ累計のパッケージ販売数は驚異の400万本を超え、音楽、イベントなどテレビアニメシリーズの枠を超えて、日本中を席巻した人気作品となっている。

 シリーズの完全新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のストーリーは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編となり、戦いが続く世界でキラやアスラン、シンたちの新たなストーリーが展開され、5月に全国的な上映が終映となり、興行収入49億円、動員290万人を突破した。その後“期間限定の特別版”として500カット以上の本編映像をアップデートした。第1弾は9月20日から10月31日まで、第2弾はきょう1日から11月14日まで劇場で上映。第1弾、第2弾で異なるエピローグカットが追加される。第1弾の上映が始まり、興行収入50億円、観客動員300万人を突破した。
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