『民王R』遠藤憲一、老若男女問わず入れ替わる難役にプレッシャーも「そんなチャンスをこの年齢…

2024/10/22 12:05 

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遠藤憲一 (C)ORICON NewS inc.

 2015年7月期にテレビ朝日系金曜ナイトドラマ枠にて放送された痛快政治エンターテインメント『民王』。その続編として9年ぶりに帰ってきた新ドラマ『民王R(たみおうあーる)』(毎週火曜 後9:00)が、10月22日にスタートする。今作で単独主演を務める遠藤憲一(63)に、意気込みを聞いた。

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 『民王』は、『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』シリーズ、『ハヤブサ消防団』などで知られる作家・池井戸潤氏が10年に発表した同名小説をドラマ化。前作『民王』は、現職総理大臣とおバカな息子の心と身体が入れ替わるという、前代未聞の大珍事を時にシニカルに、時にハートフルに描いた。

 今作は、原作からインスパイアを受けたオリジナルストーリーで、遠藤演じる主人公・武藤泰山の入れ替わり対象は【全国民】に拡大。『民王R』では、毎話泰山と誰かが“ランダム”に入れ替わってしまうという奇想天外なストーリーを届ける。

――今回は『民王R』として続編が決定しましたが、お話を最初聞いた時はいかがでしたか。

【遠藤】前回、深夜ドラマとして楽しんでくれた人がいっぱいいたので、またやるとは思わなくてびっくりしました(笑)。しかも、もう9年も経ってる。それでもう1回やりますってことになって「また面白いドラマができるんだ!」っていうのと同時に「入れ替わりが激しいです」って言われて(笑)。喜びとプレッシャーが半々くらいの気持ちでした。

――「入れ替わりが激しい」という言葉の通り、今作では主人公・武藤泰山の入れ替わり対象は【全国民】に拡大しています。

【遠藤】泰山を演じるのは9年ぶりだけど、それに関してはいけると思う。ただ、入れ替わりの対象によっちゃ、なかなかハードルの高いものもあるみたいで…。老若男女関係ないので、やってみないとわからないところもありますけど、楽しみであり、大変なところだなと思っています。

――1つのドラマでこんなに演じ分けることは、今までにない経験ですよね。

【遠藤】ないですね(笑)。でもある意味、そんなチャンスをこの世代でもらえるということに、ありがたいという思いもあります。演じるハードルはすごく高くて、外面の表面的な部分だけ変わったっていうだけじゃだめだし、内面の部分もしっかり表現ができたらいいなと思います。そこまでできるかどうか、これからの課題だなと思います。

――女性とも入れ替わるそうですが、そこにはどんな難しさがありそうですか?

【遠藤】女装したり、自分が女性だった役は何度か演じてきているけど、それは自分の頭の中にある女性像を演じている。だけど、今回は(入れ替わる)対象がいるので、その人に近づくように演じないといけない。異性だけでも大変なのに、そこに個性もあるというのが難しそうです。

――また、今作では大橋和也さん(なにわ男子)、あのさん、山時聡真さんの出演が決定しています。3人の若手俳優との共演にはどんな期待がありますか?

【遠藤】前回は、(高橋)一生くんとか、菅田(将暉)くんが出演して、多彩な表現でどんどん面白くなっていった作品だったと思う。だから今回も3人が新しい風を吹かせて、3人の豊かな世界観で楽しませてほしいなとは思っています。

――改めて今作は9年ぶりの続編ということで、『民王』を知っている人、知らない人もご覧になると思いますが、どんな作品にしていきたいですか?

【遠藤】前回見てない人にも、ゲラゲラ笑っていただけるような楽しいと思えるドラマにしたいなと思います。そして、“続編”を面白いと思っていただくのは、本当に倍ぐらいの力が必要だと思う。みんなで倍ぐらいの力を出せるように努力して取り組んでいきたいなと思っていますので、「懐かしい」と感じてくれる人たちも満足してもらえるドラマにしたいです。
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