「移植者のオリンピック」メダリスト スポ庁長官に報告
臓器などの移植を受けたアスリートによる「世界移植者スポーツ大会」に出場した日本チームの選手らが31日、スポーツ庁を訪れ、河合純一長官にメダルの獲得を報告した。
大会は8月にドイツ東部ドレスデンであった。2年に一度開かれ、移植を受けた人が全力でスポーツに取り組む姿を通してドナー(臓器提供者)への感謝を表し、臓器移植の意義を社会に訴える。「移植者のオリンピック」とも呼ばれる。
訪れたのは、陸上男子やり投げ40代の部で金メダルを獲得した石塚浩司さん(50)=静岡県袋井市職員▽バドミントン男子シングルス30代の部などで金メダルなど二つのメダルを獲得した村崎誠さん(37)=川崎市多摩区、会社員▽陸上男子100メートル30代の部で銀メダルの稲垣徹也さん(40)=川崎市中原区=と関係者ら。
石塚さんは難病「IgA腎症」と診断され、16年間の人工透析を経て腎臓の移植を受けた。「大会ではドナーやその家族の存在を強く感じた。失っていたかもしれない命をつないでいただいたからこそスポーツができる。移植医療の素晴らしさを広げていきたい」と話した。
実業団でプレーしていた村崎さんは2022年に急性骨髄性白血病と診断された。「3年後の生存率は20%」と告げられたが、さい帯血移植を受けたことで競技に復帰できた。「移植のお陰で生きられた」と感謝を述べた。
河合長官は「スポーツには経済合理性にとらわれない価値があり、皆さんが体現されている。笑顔で頑張られているのが最高のメッセージだ」とエールを送った。【倉岡一樹】
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