64年東京パラ資料も 「太陽ミュージアム」新設 障害者スポーツ紹介 大分

2020/06/29 21:28 

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 「日本のパラリンピックの父」と呼ばれる故中村裕(ゆたか)医師の功績や障害者スポーツの歴史を紹介する資料館「太陽ミュージアム」が大分県別府市の社会福祉法人「太陽の家」に新設され、29日に報道陣に公開された。7月4日から一般公開される。

 施設の正式名称は「太陽ミュージアム~ノー・チャリティ、バット・ア・チャンス!」。太陽の家創設者で、障害者について「保護より働く機会を」と訴えた中村さんの理念を施設名とした。鉄骨平屋約680平方メートルでは、1964年の東京パラリンピックのユニホームや、中村さんの歩みを紹介する資料などを展示。競技用車いすに試乗できる体験コーナーの他、障害の有無を問わず働きやすい職場づくりの工夫なども紹介している。

 自身も車いすを利用する太陽の家の山下達夫理事長(61)は「障害者は特別な存在ではなく、条件を整えるだけで健常者と同じ仕事ができる。学ぶ、体験する、感動する――を目指した施設だ」と話した。

 東京パラリンピック誘致に尽力し、日本選手団長も務めた中村さんは65年に太陽の家を創設した。大手企業と共同出資会社を作り、障害者の就労支援に力を注いだ。

 太陽の家は、3万点を所蔵する歴史資料館が老朽化したこともあり、今夏開催予定だった東京パラリンピックに向けて新たな施設を建設。今年3月に完成したが新型コロナウイルスの影響で公開が延期されていた。入館は大人300円、中高生100円、小学生以下無料。【大島透】

毎日新聞

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