<Ball STORY>剛腕サイドスローは「令和の怪物」の相棒 ロッテのドラ4・横山

2020/02/15 06:00 

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 ロッテのドラフト1位新人、佐々木朗希(岩手・大船渡高)と新人合同自主トレーニングから沖縄・石垣島での1次キャンプまで行動を共にしていたのが、同4位新人の横山陸人(千葉・専大松戸高)だ。チーム内で高卒新人は2人だけ。ポジションも同じ投手とあって、どこに行くにもいつも一緒。サインプレーなどの練習の合間、そろって先輩からレクチャーを受ける姿も初々しい。

 最速163キロ右腕・佐々木朗は「令和の怪物」とも称される注目株。2人で移動するたびに記者とカメラに追い回されるが、横山は「それは仕方ないですね」と苦笑いでかわす。佐々木朗も「(横山は)特別な存在。切磋琢磨(せっさたくま)できれば」と頼りにしている。

 一見きゃしゃな印象の横山だが、右横手から繰り出す最速148キロの直球が持ち味。入団記者会見でスカウトが掲げたキャッチフレーズは「剛腕サイドスロー」だ。キャッチボールでは佐々木朗の投球を懸命に捕り、負けじと力強い球を投げ返す。フィールディングなどの軽やかな身のこなしから、関係者は「運動神経がよさそうだ」と期待を込める。

 ホテルでも佐々木朗と同部屋。練習などが終わって引き揚げると「お互いに口数は少ないタイプなので」と会話は少なめだという。すぐにシャワーを浴び、「その後は2人とも携帯をいじってだらだらと……」。野球漬けの日々で疲れもたまり、気がつけば佐々木朗が寝息を立てていることが多いという。起こさないようにそっと部屋の明かりを落とし、夜10時半ごろには眠りについている。

 1軍は13日にキャンプを打ち上げた。佐々木朗はそのまま1軍に同行し、沖縄本島へ移動。横山は引き続き石垣に残り、2軍キャンプで鍛錬を続ける。

 専大松戸高の恩師、持丸修一監督は、今季楽天からフリーエージェント(FA)移籍してきた美馬学や上沢直之(日本ハム)といった好投手を育ててきた。中でも横山が憧れるのは、6学年先輩で、昨季パ・リーグ新人王に選ばれた高橋礼(ソフトバンク)。18歳も目標を新人王に定め、「少しでも追いつきたい」と意気込んでいる。【田内隆弘】

 ◇よこやま・りくと

 2001年8月5日生まれ。東京都江戸川区出身。179センチ、76キロ。右投げ右打ち。東京・上一色中時代から横手投げ。中3夏に軟式の全国大会に出場し、奥川(ヤクルト)擁する石川・宇ノ気中に敗れて準優勝。千葉・専大松戸高では甲子園出場経験なし。

毎日新聞

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