計量失敗で世界王座剥奪のボクシング・比嘉大吾が復帰戦勝利

2020/02/13 20:39 

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 計量失敗によるライセンス停止処分が2019年10月に解除された元世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の比嘉大吾(24)=白井・具志堅スポーツ=が13日、東京・後楽園ホールでノンタイトル8回戦(53・9キロ契約)に臨み、ジェイソン・ブエナオブラ(フィリピン)を六回TKOで降して1年10カ月ぶりのリング復帰を白星で飾った。

 比嘉は18年4月、3度目の防衛戦の前日計量で体重を900グラム超過し、王座を失った。日本ボクシングコミッション(JBC)からボクサーライセンスの無期限停止処分を科され、「減量のためにご飯を十分に食べられない生活が嫌で、ボクシングをやめるつもりでいた」と振り返る。しばらくは「普通に飲み食いする生活を送っていた」といい、体重は一時、68キロまで増えた。

 復帰を決意したのは、沖縄に帰省し、応援し続けてくれるファンの温かさに触れたからだという。19年9月に本格的な練習を再開し、所属ジムの具志堅用高会長が手配したアドバイザーの下、減量に成功した。今後は階級を上げる見込みで、復帰戦の契約体重は、フライ級のリミットを3・1キロ上回る。

 「応援し続けてくれた仲間のために頑張る」と比嘉。14年6月のプロデビューから計量に失敗した試合で敗れるまで、日本選手最多タイの15試合連続KO、同最多の全15試合KOを積み重ねてきた大器が、再スタートを切った。【黒川優】

毎日新聞

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