伝説の「早慶6連戦」制し早稲田V導く 野球殿堂入り石井連蔵氏

2020/01/14 21:27 

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 1960年の東京六大学秋季リーグの「早慶6連戦」は今も語り継がれている。ライバルとの死闘を制し、早大を優勝に導いたのが、当時28歳だった石井連蔵氏。通知式に出席した長男の拓蔵さん(61)は「野球一筋で幸せな人生だった。感謝していると思う」と代弁した。

 石井氏は、厳しい練習を課し、「鬼の連蔵」とも呼ばれた。連勝すれば早大のリーグ優勝が決まる60年秋の早慶戦直前には、当時の主将、徳武定祐(さだゆき)さん(81)=元国鉄など=だけに「千本ノック」を打ち、他の選手にその様子を見せたという。

 リーダーの耐え抜く姿に士気を高めた早大は2勝1敗で勝ち点、勝率ともに並んで優勝決定戦へ。優勝決定戦は2試合続けて延長十一回日没引き分け。第6戦は3―1で勝利した。徳武さんは「6連戦は人生そのもの。石井さんはおやじのような存在だった」と懐かしんだ。

 石井氏が2度目の早大監督を務めた際の教え子の小宮山悟・現早大監督(54)=元ロッテなど=は「監督としての目標。厳しかったが発言に一点の曇りもなく、信じていた」。伝説の6連戦からちょうど60年。その時、慶大監督を務めた前田祐吉氏とそろっての野球殿堂入りを喜んだ。【谷口拓未】

毎日新聞

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