五輪マラソン・競歩、発着点候補視察 札幌・大通公園など3カ所 初の実務者会議

2019/11/09 09:11 

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 2020年東京五輪のマラソン・競歩の札幌開催決定から1週間となった8日、札幌市内で大会組織委員会と市・北海道による初の実務者連絡会議が開かれた。組織委の武藤敏郎・事務総長が市内の発着点候補に挙げた大通公園など3カ所を視察。具体的なコースや日程決定など課題が山積する中、札幌開催に向けた動きが本格的にスタートした。

 武藤事務総長は8日午前、秋元克広市長、鈴木直道知事と相次いで会談。「会場の決定など課題解決に向けて、緊密な連携体制を構築したい」と述べ、協力して対応することを確認した。その後、コースの発着点案として候補に挙げた①札幌ドーム②円山公園③大通公園――の3カ所を視察。有力とされる北海道マラソンの発着点・大通公園では周辺道路や公園内を見学した。

 武藤事務総長は「三つの発着点はそれぞれ実績などもあり素晴らしいが、課題もある」との認識を示した。競歩の実施が困難な会場があったほか、具体的な課題として改修の必要やイベントとの調整などを挙げた。その上で「12月にある国際オリンピック委員会(IOC)の理事会までに決定する必要がある。仕事の効率・簡素化を観点に入れて検討したい」と話した。

 会場移転に伴って発生する費用負担について、武藤事務総長は「地元自治体は一切負担しない」とし、市と道に求めない方針を明言。道路の補修などは行政経費として、市と道が負担する案を示した。東京都以外で開催する他競技でも、各自治体と同様の内容で合意しているという。

 今後のスケジュールについて組織委は、1~2月にコースの仮計測▽4月に本計測▽会議を月2回開催――などを提案。一方で、具体的なコースや日程については「理事会までに決めることができれば理想だが、間に合うかどうかはまだ見通せない」とした。【澤俊太郎】

毎日新聞

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