浅村と藤田、「執念」と「技」が光った「楽天劇場」 8点差はねのけサヨナラ勝ち

2019/05/15 21:56 

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 ○楽天9―8日本ハム●(15日・楽天生命パーク宮城)

 この日も「楽天劇場」が展開された。7点差をひっくり返した8日のソフトバンク戦に続き、8点差をはねのけてサヨナラ勝ち。2人の「執念」と「技」が光った。

 まずは延長十一回の守りだ。2死一、二塁で日本ハムの3番・近藤の打球は一、二塁間への強烈なゴロ。二塁手・浅村が猛然と飛びつき、ここからが秀逸だった。あえてグラブを上からかぶせて打球の勢いを止める。さらに、そのままグラブで球を転がし、スムーズに握り直してアウトにした。九回の同点ソロに続いて、守備でもチームを救った。

 ドラマはその裏に待っていた。次はベテランの藤田の「手」だ。1死一、三塁でウィーラーを迎えた場面での三塁走者。浅い右飛にもかかわらず、藤田は迷わずスタートを切り、頭から滑り込む。アウトのタイミングだったが、とっさの判断で左手を浮かせて、巧みにミットを避けてホームベースに触れた。リプレー検証でも判定は覆らず、藤田は「クロールしましたね」。2度も仲間から祝福を受けた。

 平石監督が強調した勝因は「まだまだいける」というベンチの声だった。「皆が素晴らしい」と指揮官。今季の楽天は仙台の観客を簡単に帰らせない。【生野貴紀】

毎日新聞

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