貴景勝、苦手の御嶽海を寄り切りも顔ゆがめ 気がかりな右膝

2019/05/15 20:23 

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 ◇夏場所4日目(15日・両国国技館)

 苦手の御嶽海を寄り切った瞬間、貴景勝は何かを確かめるように腰を下ろして顔をゆがめた。土俵を下りてからも、右膝を曲げて険しい表情。支度部屋に戻ると右膝の内側を冷やしながら「大丈夫です」と答えたが、痛みからか息は荒かった。

 先場所まで5連敗を喫した御嶽海に対し、押し合いから双差しに。すくうように揺さぶって相手を浮かせ、巻き替えられないよう体を密着させて土俵外に運んだ。阿武松審判部長(元関脇・益荒雄)は「辛抱強く持っていった。満点の相撲」と評価した。

 貴景勝は「突き押しでやりたかった。ちゃんと寄り切ったのは初めてじゃないかな」と、得意の形での白星でなかったことに物足りなさを漂わせた。それでも「どんな相手でも初対戦の気持ちでいるが、勝てたことは良かった」と連敗を止めたことに納得した様子だ。

 御嶽海に連敗していたこと以上に意識していたのは前日の黒星だ。「2連敗したら、3連敗にもなる。こけちゃいけない」と大関の責任を口にする。看板力士の役を全うするにも、右膝の状態は気がかりだ。【鈴木英世】

毎日新聞

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