２０日午前８時４５分ごろ、大阪府泉南市信達市場の阪和自動車道下り線の高倉山トンネル内で、車６台が絡む事故があった。

　府警高速隊によると、ワゴン車５台と乗用車１台に計２６人が乗車しており、子どもを含む計２３人がけがをして、うち１０人が救急搬送された。いずれも軽傷とみられる。搬送者の中には女児２人が含まれるという。

　トンネルは長さ約１キロ、片側２車線。事故当時、現場は渋滞しており、追い越し車線に４台が停車していた。５台目が減速しながら４台に接近していたところ、後続の６台目が追突し、玉突きになったという。

　６台目の乗用車を運転していた東大阪市の会社員男性（３７）は「前をよく見ていなかった」と話しており、自動車運転処罰法違反（過失致傷）の疑いで任意で調べる方針。

　事故の影響で阪和道下り線は、泉佐野ジャンクション―阪南インターチェンジ間が約３時間通行止めとなった。【飯塚りりん】