東日本大震災で流された天満宮再建へ 「文化拠点に」 岩手・大槌
岩手県大槌町末広町の御社地公園に、東日本大震災で流された「御社地天満宮」が今春再建されることになった。天満宮奉賛会代表で自動車会社などを経営する倉本栄一さん(67)が22日、町と覚書を締結した。公園の一角の町有地17平方メートルに高さ5メートルの「御堂」を建設する。25日に着工し、完成後は仏像や古文書を展示する予定だ。
建設費約1000万円や維持費は奉賛会が負担。倉本さんは「文化の拠点、観光名所として活用したい」と述べ、平野公三町長は「協働のまちづくりのモデルに」と語った。
御社地天満宮は、江戸時代の仏教家・菊池祖睛(そせい)(1729~1806年)が1770年、太宰府天満宮から分社された「東梅社」を開いたのが始まりで、子どもたちに仏教や学問を教えていたとされる。周辺の末広商店街とともに栄え、昭和期には夏祭りなどでにぎわい、1988年には町文化財史跡に指定。だが、震災で隣接する旧役場庁舎や商店街もろとも津波に流された。
震災後、町は跡地に公園を整備し、文化交流施設・おしゃっちを建設。再建に向け、2年前に太宰府天満宮から紅白梅が贈られた。子どもたちが歓声を上げる姿は、往時をしのばせる。奉賛会メンバーで、NPO法人理事長の小向幹雄さん(85)とバス会社社長の沢山重夫さん(85)は「天満宮の再建は、震災で家族や仲間を亡くした町民の悲願。祭りも復活させ、にぎわいを取り戻すことが生かされた私たちの使命」と話す。【中尾卓英】
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