天皇陛下 コロナ禍の活動 オンライン活用し国民と交流
新型コロナウイルスの感染拡大によって皇室の活動が大きく制約される中、天皇陛下は国民と心を通わせる新たな手段としてオンラインの活用を始められた。陛下は19日の記者会見でその手応えを語った。
陛下は皇室の活動の基本を「国民の幸せを常に願って、苦楽を共にすることだ」と位置付ける。コロナ禍で人々と直接触れ合うことが難しくなったことに「自分ができることは何だろうかと考えながら日々を過ごしてきたように思う」と振り返った。
こうした中で浮上したのがオンラインを通じた国民との交流だった。宮内庁内には当初、サイバーセキュリティー上の懸念や「同じ空間で国民に語りかけられない」(幹部)との意見があったが、2020年8月にあった「コロナ下の水防災」をテーマにした国際オンライン会議が転機となった。陛下はモニター越しに各国研究者の議論を聴講した体験について「臨場感があり、人と人とのつながりを肌で感じることができた」と語った。
11月には医療従事者や高齢者と画面越しに懇談。今年1月は、元日に国民向けにビデオメッセージを出すとともに、昨年の豪雨で被災した熊本県の4市町村をオンラインで見舞った。
陛下は「その土地の雰囲気を肌で感じるなど実際の訪問でなければなし得ない部分はある」と課題を挙げながらも、「新たな可能性を見いだせたことは大きな発見。状況に応じた形で活用していきたい」と述べた。【稲垣衆史】
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