「国民目線に」「地方にしっかり目を向けて」 菅内閣へ期待や注文

2020/09/16 19:11 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 7年8カ月にわたって安倍政権で官房長官を務めた菅義偉氏が新しい首相に選ばれた。発足した菅内閣に対して、東京都大田区の主婦、小田川節子さん(64)は「新型コロナウイルスの対策と経済活性化の兼ね合いをしっかり考えてほしい」と要望する。「若い人にも入ってほしかった」と内閣の平均年齢が約60歳になったことを少し残念がった。

 「新政権には国民目線になってほしい」と訴えるのは杉並区のスタイリスト、篁(たかむら)大輔さん(36)。コロナの影響でライブが自粛になり廃業した同業者も多く、国民に対する一律10万円の給付だけでは「1カ月も持たない」と指摘する。「今は五輪どころではなくまずは皆の生活保障を考えてほしい」と強調した。

 埼玉県入間市の製茶業、西澤陽介さん(31)は「菅さんは秋田の農家出身なので現場の状況をリアルに感じた農業政策を期待したい」と語る。特に、後継者不足に対するこれまでの施策にはスピード感が足りないと感じており「農家も個性を出そうと新しい挑戦をしている。バックアップしてほしい」と望んだ。千葉県鴨川市の介護職、山田裕子さん(51)は「地方にしっかり目を向けて、取り残される人が出ない政治を期待したい」と語った。

 最近、就職活動を始めたという大阪市都島区の大学3年生、金山豊さん(22)は「携帯電話料金は月1万6000円くらいで高すぎる」と菅氏の持論である料金値下げに期待する。一方、京都市下京区の無職、松野吉孝さん(68)は「菅さんは森友問題などにふたをしてしまったように思う。政治への不信を招き、これからいろんな政策を示されても期待できない」と冷ややかに見ている。【柴田智弘、清藤天、南茂芽育】

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報