小学校の同じクラスから聖火ランナー2人 木製バットで自主練習も 石川・加賀

2020/02/15 09:12 

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 公募での競争率が数十倍にもなる東京五輪の聖火ランナーにクラスメート2人が選ばれた小学校が石川県加賀市にある。市立動橋(いぶりはし)小学校の6年1組で学ぶ川西里奈さん(11)はスポンサー枠で、浜森勇成さん(12)は県公募枠でそれぞれ選出。「まさか同じクラスからとは」と驚きの一方、「走り方などの相談ができてうれしい」と口をそろえる。

 川西さんは慰問先の老人ホームで日本舞踊を披露して喜ばれた経験から「聖火リレーに参加すれば、たくさんの人に喜んでもらえるかも」と思い応募した。浜森さんは走るのが得意。甲子園にも出場した父の影響で小学3年から野球を始め、マラソン大会では何度も1位になった。

 お互いの当選は担任の宮下健一先生から知らされた。川西さんは宿題の作文で当選の喜びをつづり、同じ頃、「発表までは内緒」と口をつぐんでいた浜森さんに学校経由で取材申し込みが入ったことで、先生の知る所となった。「教え子から2人も選ばれるなんて、すごい偶然やな」。宮下先生から「秘密」を告げられ、川西さんは「こんなことがあるんだとびっくりした」と笑う。

 川西さんは冬休みから、聖火リレーに向けて自主練習に取り組んでいる。聖火のトーチは重さ1・2キロ、長さ約70センチで、身長145センチの川西さんにはやや荷が重い。約800グラムの木製バットから徐々に重くする計画的トレーニングで体力強化に余念がない。

 浜森さんは「バットの扱いは野球で慣れているから」と言いつつも、同級生の頑張りに「自分も練習を始めようかな」と気になるようだ。

 「一生の思い出になる。あと4カ月、しっかり準備したい」と、2人は晴れ舞台を心待ちにしている。【日向梓】

毎日新聞

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