続く停電、ガソリンスタンドに長蛇の列 千葉県内「生きた心地しない」

2019/09/12 10:45 

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 台風15号による停電や断水が続く千葉県内では3日目の11日になっても復旧が見通せない。不便な生活を強いられている住民からは「生きた心地がしない」「いつまで続くのか」などとため息が漏れ聞こえた。

 停電で給油設備が稼働できず、多くのガソリンスタンド(GS)が休業する地域では、停電を免れて営業を続ける数少ない店に車が殺到している。

 全世帯の3分の2の1万3600戸が停電する大網白里市では、10店近くある主なGSのうち営業しているのは2、3店舗のみ。国道沿いのGSは台風通過後の片付けを終えて10日午前7時に再開したが、午後1時には48キロリットルのレギュラーガソリンが底をついて閉店した。延々と車列がつながり、給油まで1時間半かかる車もあった。11日も午後2時には閉店。2日間で通常の2・5倍の車が来店したといい、休業した系列店の従業員が応援で駆け付け、対応した。

 11日、50代の主婦は「週末に遠出したのでガソリンがなくなりそうだった。普段使う店は閉まっていて、聞きつけてこの店に来ました」とほっとした様子を見せた。無職の男性(73)は「自宅は停電で冷房が使えず風通しの良い2階で過ごしている。水道は朝にやっと復旧したが、車は必需品」と話した。

 GS運営会社のマネジャー(48)は「東日本大震災の時と違って供給ルートが確保されているので電力さえ復旧すれば各店ともすぐに通常に戻る」と話した。

 木更津市でもGSの給油を待つ車の列が1キロ以上できた。【金沢衛】

毎日新聞

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