地面師リーダー格を逮捕 フィリピンから強制送還 警視庁

2019/01/11 22:17 

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 大手住宅メーカー「積水ハウス」が東京・西五反田の土地取引を巡り約63億円をだまし取られた事件で、警視庁捜査2課は11日、フィリピンから強制送還された住所・職業不詳、カミンスカス(旧姓・小山)操容疑者(59)を偽造有印私文書行使などの疑いで逮捕した。同課は地面師グループのリーダー格の一人とみており、事件での逮捕者は17人目。

 逮捕容疑は2017年6月、品川区西五反田の旅館跡地の所有者になりすまし、所有権を無断で移転させようとしたとしている。同課によると、カミンスカス容疑者は「関わっていない」と容疑を否認している。

 カミンスカス容疑者は11日午後8時過ぎに、東京・羽田空港に到着。捜査員に囲まれて報道陣の前を通り過ぎた際は黒いマスクとサングラスを身につけ、表情はうかがえなかった。

 捜査関係者によると、カミンスカス容疑者は「土地所有者のコンサルタント」を名乗り、積水ハウスとの交渉の場に同席していたが、警視庁が地面師グループを一斉に逮捕する直前の昨年10月、フィリピンに出国した。同国内ではホテルなどを転々としていたとみられるが、先月19日に首都・マニラの日本大使館に出頭し、入国管理局に身柄を拘束されていた。知人には「日本に帰って事件に関わっていないことを主張する」と話していた。【五十嵐朋子、佐久間一輝】

毎日新聞

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