変形性膝関節症の痛み、放置しないで 加齢、肥満、遺伝… 高齢女性にリスク 病態に適した治療…

2026/09/02 11:30 

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 高齢者に多く発症する膝の痛み。その代表的な疾患となる変形性膝関節症は、進行すると痛みが悪化し、膝の曲げ伸ばしや歩行が困難になる。患者の中には、漫然とヒアルロン酸注射を繰り返しているケースも見られ、病態に適した治療を行うことが重要となる。静岡赤十字病院(静岡市葵区)整形外科副部長の窪田秀次郎医師(50)は「膝に痛みを感じたらできるだけ早く受診してほしい。場合によってはセカンドオピニオンを受ける勇気も必要」と呼びかける。

 変形性膝関節症は、膝関節内でクッションの役目を果たす軟骨や半月板がすり減って関節の機能が低下し、徐々に膝が変形して痛みを伴う関節障害。高齢化を背景に患者数は年々増加し、自覚症状のない潜在的な患者を含めて国内には約2400万人いるとされる。
 主な原因は加齢で、そのほか膝関節に負担がかかる肥満、遺伝、日本人に多いO脚、筋力低下、骨粗しょう症、過去のけがなどさまざまな要素が複雑に絡んでいる。窪田医師は「高齢の女性であるだけでもリスクになる」とも話す。女性は閉経後、骨や軟骨、筋肉の維持を助ける女性ホルモン「エストロゲン」が急速に減少する。男性に比べて膝を支える筋肉量が少ない一方で体脂肪率が高いなどの理由から、女性の方が発症リスクが高いという。
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