「超高齢社会のデジタル化」が浮き彫りにする“弊害” 搬送時にスマホロック解除できず…緊急連…

2026/05/05 08:16 

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 固定電話の加入者が減り、人々の連絡手段の一端を担ってきた紙の電話帳や電話番号案内「104」が3月末で廃止された。入れ替わるようにスマートフォンを含む携帯電話が高齢者にも普及し利便性が高まるが、その裏で超高齢社会におけるデジタル化の弊害も浮き彫りになっている。
 昨年3月、静岡県内のある市街地の路上で70代男性が倒れ、意識を失ったまま近くの病院に運び込まれる出来事があった。この男性はスマホを持っていたが、ロックがかかっていた。スマホ以外に本人を確認できる情報がなく、病院は緊急連絡先が分からないまま対応に一時苦慮した。
 翌日に意識が戻ったため病院側は患者自身にスマホのロックを解除してもらい、親族に連絡を取ることができたが、現場に駆け付けた看護師の一人は「スマホにあらゆる情報が入る時代。ロックは勝手に解除できず、独り暮らしも増えているので、連絡が取れないケースもある」と振り返る。患者が死亡した場合に医療費を回収できない「未収金」の問題も切実だ。
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