名将“有終”の采配、浜北西惜敗 全国高校サッカー静岡県大会

2020/10/18 09:46 

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 第99回全国高校サッカー選手権静岡県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)は17日、袋井高グラウンドなどで1次トーナメント3回戦18試合を行った。浜北西はPK戦の末、第5シードの焼津中央に惜敗した。決勝トーナメント進出を懸けた4回戦は24日に行う。

 ■池谷監督 西部勢けん引、37年間
 来年3月に定年退職する浜北西の池谷守之監督(60)が意地を見せた。雨でぬかるんだグラウンドに足を取られる場面が目立つ中、焼津中央の運動量が落ちた後半には、相手の背後を目がけたロングボールを多用し攻め立てた。
 「雨の予報だったので、1週間かけて対策を練った」と池谷監督。シード校と互角に渡り合い、後半終了間際にはGKを代えてPK戦に万全を期した。だが、惜しくも敗れた。主将のMF矢野は「監督がずっと掛けてくれた厳しい言葉で、最後まで動くことができた」と話した。
 浜名2年時に全国選手権出場も初戦敗退。その悔しさを37年間の教員生活に注いだ。浜松商時代の教え子の鈴木秀人(現J2磐田強化部長)は1996年アトランタ五輪でブラジル代表を撃破した「マイアミの奇跡」に貢献。母校の浜名では4度、全国舞台に導き、2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会日本代表の矢野貴章(現J3栃木)ら多くのJリーガーを育てるなど、県西部の高校サッカーをもり立てた。
 「(指導者では)選手権だけ全国に行くことができなかったが、最後のプレゼントをもらったような試合ができた」。指揮官はすがすがしい表情だった。

 ▽1次トーナメント3回戦
科学技術 1(0―0 1―0)0 島田工
相良 1(0―0 1―0)0 静岡城北
清水東 8(3―0 5―0)0 三島南
浜松東 3(0―0 3―0)0 湖西
島田商 2(0―0 2―0)0 富岳館
浜松城北工 1(0―0 1―0)0 掛川東
聖隷クリストファー 5(2―0 3―0)0 清水西
浜名 5(2―0 3―1)1 静岡商
東海大翔洋 8(3―0 5―0)0 浜松湖東
静岡北 2(1―1 1―0)1 富士宮北
飛龍 7(2―0 5―0)0 小山
富士東 3(1―0 2―3)3 富士見(PK5−3)
日大三島 5(1―0 4―0)0 藤枝西
暁秀 0(0―0 0―0)0 沼津工(PK5−4)
袋井 0(0―0 0―0)0 磐田北(PK7−6)
焼津中央 1(1―1 0―0)1 浜北西(PK5−4)
浜松商 4(2―0 2―0)0 浜松学芸
磐田東 3(2―0 1―0)0 加藤学園
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