毎日「おはよう」旗振り12年 浜松の男性「子どもの笑顔励み」

2020/10/18 09:58 

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 浜松市中区の市立富塚小近くの交差点で約12年間、横断歩道で児童を交通事故から守る「旗振り」のボランティアをほとんど休まず続ける男性がいる。同区富塚町の仲村年弘さんで、先月80歳を迎えた。同校の教職員や児童の保護者から親しまれ、感謝されている。
 「おはよう、行ってらっしゃい」。平日の午前7時半〜8時ごろ、仲村さんはトレードマークの黄色いベストを着て同校南東の信号機のある交差点に立ち、優しく声を掛ける。
 市道の幅が狭く、児童は通勤ラッシュの車列とすれすれの路肩を通り抜ける。児童を横断させる時は車列を旗で遮る形になるため、車に向かって頭を下げる。「ドライバーも渋滞でイライラしてるからね」と笑顔で話す。
 63歳まで銀行員として勤務。退職後、現在高校3年の孫が小学校に入学した時に旗振りを始めた。現在も3人目の孫が小学3年で同校に通う。「子どもたちの笑顔のおかげで自分も元気でいられる」と話し、旗振りを休んだ日はわずか2、3日だけという。
 同校の山内登志弘校長は「ボランティアの皆さんに毎日声を掛けてもらい、子どもたちも安心して登校している。本当にありがたい」と感謝している。
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