「申し訳ない」中村、磐田退団 J2横浜FCに完全移籍

2019/07/12 08:10 

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 J1磐田は11日、元日本代表MF中村俊輔(41)がJ2横浜FCに完全移籍すると発表した。中村は同日、ヤマハスタジアムで取材に応じ、磐田への感謝や初めてプレーするJ2への決意を語った。
 シーズン途中での移籍となった中村は「チームが苦しい時期にいなくなるのは申し訳ないが、今もうまくなりたいという気持ちがあり、環境を変えてみたかった。足首の状態も良くなってきた中、試合に出られなかった。プロなのでそういう決断になった」と理由を述べた。クラブは中村の思いをくんで、移籍を了承した。
 慣れ親しんだ横浜Mから2017年に磐田へ移籍。同年は5得点を挙げるなど、チームを6位に押し上げた。「国内では初めて(横浜Mから)外に出て景色が違ったし、勉強になった」と2年半を振り返った。左足を振り抜いて強烈なミドルシュートを決めた敵地鹿島戦を思い出し、「ゴールを決めて監督に抱きついたのは初めて。存在が大きかった」と名波前監督から多くを学んだ。
 J2横浜FCは現在12位と苦戦。「30歳のころは、J2でプレーすることは考えもしなかったが、今はチームを強くしてJ1に上げようという発想になっている」。新天地には52歳で現役を続ける三浦知良(静岡市出身)が在籍する。中村が19歳で初めて日本代表の合宿に参加したとき、最初に声をかけてくれたのが三浦だった。「カズさんが『普通にプレーしていたら通用する』と言ってくれて楽になった。そういう伝統を自分も引き継いできた。名波さんもそうだが、自分を向上させてくれる人が近くにいることは価値があるし、楽しみ」と胸を弾ませた。

 ■静岡に感謝「人柄良かった」一問一答
 ―けがをした左内転筋の状態は。
 「もう少し時間がかかる。昨年、右足首を手術した後、なかなか治らず(医療機関などを)10カ所以上まわって劇的に回復した。今回も完全に治したいが、ピッチに戻ったら(現役生活を)限界までやりきるという気持ちでプレーすると思う」
 ―磐田で学んだことは。
 「(前監督の)名波さんに自主練習を止められたこともあった。今後はけがする前に察知し、繊細になって練習量を決め、ゲームに絡みたい」
 −静岡での生活は。
 「ご飯がおいしいのと、国道が混んでいた。お茶は本当においしかったし、人柄も良かった。定食屋で『あなた、誰?』と尋ねられ、自分もまだまだだなと。次に生かしたい」
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