外国干渉防止法って? 高市政権がインテリジェンス強化で検討
外国干渉防止法についてQ&A形式で分かりやすくまとめました。
Q 自民党が「外国干渉防止法」をつくるよう政府に求めたって聞いたけど、何?
A 外国勢力が日本の政治や経済に立ち入り、自分たちの意思に従わせようとする不当な干渉行為に刑罰を科す法律のことです。高市早苗首相が目指すインテリジェンス(情報収集・分析)機能強化の柱の一つで、スパイ防止関連法案として位置づけています。今月以降設置される政府の有識者会議で具体的な中身を検討し、早ければ来年の通常国会での成立を目指しています。
Q なぜ必要なの?
A 自民は政府への提言で、米国など諸外国と比べ、日本には外国勢力による干渉行為などを防ぐ「包括的な法制度が存在しない」と指摘しています。その上で、外国勢力の利益になることを隠して個人や団体が政治家らに働きかけ、政策に影響を与えようとするロビー活動に対処できていない▽外国勢力のために行われたことを理由に刑罰が重くなることはない――などの問題点を挙げています。
Q どんな法律になるの?
A 国内でロビー活動をする際に登録を義務づけ、透明化を図る「外国代理人登録制度」の導入が柱で、外国勢力による干渉行為を処罰する規定も設けます。支援する外国情報機関から金銭を受け取る行為や、外国勢力のために日本の政治・社会に不当に干渉する行為、国家情報や先端技術などを流出させる行為を対象とする見通しです。
Q 規制を強めるんだね。
A はい。ただ、法律が制定されれば、外国人による正当な外交・経済・学術・報道活動に萎縮が生じる恐れがあります。外国勢力をどう定義するかや、具体的にどういった行為が不当な干渉にあたるかを慎重に検討する必要があります。法律が政府にとって都合よく使われていないかを確認するためにも、国会による監視や独立機関による監察なども併せて検討しなければなりません。【遠藤修平】
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