国民・玉木代表「法令違反の可能性」 千葉県連が標旗を不正使用

2025/07/19 22:45 

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 国民民主党の玉木雄一郎代表は19日、参院選で党千葉県連の岡野純子衆院議員が比例候補の「標旗」を千葉選挙区(改選数3)の街頭演説で使用した問題を巡り、「法令違反の可能性がある。信頼を損ねる事案だ。事実関係を調査し厳正に処分する」と述べた。

 この標旗は党本部から県連に送られたものだったが、玉木氏は「比例の運動として使うために送った。選挙区のために使うことを意図して送ることはない」と述べ、党本部の関与は否定した。

 岡野氏は千葉選挙区の党公認候補・小林さやか氏を応援する街頭演説で、「参議院比例代表選出議員選挙 小林さやか」と記載した標旗を立てていた。

 公職選挙法では、選挙区の候補の選挙運動のために街頭演説をする際は、選挙区候補の標旗を掲げる必要がある。県連は「錯誤だった」としている。

 自民党千葉県連が公文書偽造と公選法違反の両容疑で岡野氏に対する告発状を千葉県警に提出したが、玉木氏は「受理はされなかったと聞いている」と述べた。【遠藤修平】

毎日新聞

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