菅vs菅 首相対決、議論かみ合わず 衆院予算委

2021/02/22 21:50 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 立憲民主党の菅直人元首相は22日の衆院予算委員会で質問に立ち、菅義偉首相と初めて論戦を交わした。菅氏は今月15日に質疑に臨んだ野田佳彦元首相(立憲)に続き、危機管理のあり方を首相にただしたが、議論はかみ合わなかった。

 菅氏が予算委に立つのは3年ぶり。菅氏は、自身が首相を務めていた東電福島第1原発事故時に「最悪のシナリオ」として広域な住民避難を検討していたと紹介。「危機管理や緊急事態では最悪の事態を想定すべきだ」と述べ、新型コロナウイルス対策で想定している事態を質問した。

 首相はコロナ対策について「想定していない変異株とか、それにワクチンが効かないとか、いろんなことを想定して対策をとるのは首相の責務だ」と述べたが、菅氏が求めた「最悪のシナリオ」は示さなかった。

 立憲が首相経験者を相次いで質疑に立てるのは、「人材の厚さを示すため」(立憲幹部)だ。ただ、自民関係者は「菅元首相は原発事故直後に現場を視察し、混乱をもたらした。危機管理が得意とは思えない」と皮肉った。【堀和彦】

毎日新聞

政治

政治一覧>

注目の情報