菅氏ブレーン顔そろえ 年末に中間とりまとめ 成長戦略会議が初会合

2020/10/16 20:57 

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 政府は16日、経済成長に向けた取り組みを具体化する「成長戦略会議」(議長・加藤勝信官房長官)を設置し、初会合を開いた。菅義偉首相のブレーンとして知られる小西美術工芸社社長のデービッド・アトキンソン氏やパソナグループ会長の竹中平蔵氏ら8人の有識者を起用した。年末に成長戦略の中間とりまとめをして、来年6月に正式に戦略を固める。

 経済財政諮問会議で重点課題や方向性を示し、その具体化に向けた議論を成長戦略会議が担う。初会合に出席した菅首相は「ポストコロナの世界における企業の事業再構築、生産性の向上、強靱(きょうじん)なサプライチェーン(調達・供給網)の構築、新しい働き方の実現、エネルギー環境政策の再構築などを議論していただきたい」と述べた。バーチャル株主総会の実現にも触れた。

 会合ではアトキンソン氏が成長戦略の方法として、企業の生産性向上▽中小企業の定義を定める中小企業基本法の見直し▽最低賃金の引き上げ――などに触れた資料を提出。会議事務局によると、各出席者がさまざまな意見を交わし、中には異論も出たという。

 有識者には菅首相と近い人物が多い。竹中氏は小泉純一郎内閣で総務相を務め、菅首相は副総務相として支えた。IT関連企業フューチャー会長兼社長の金丸恭文氏は2013~16年、首相の諮問機関である規制改革会議の委員を務め、官房長官だった菅氏の後ろ盾を得て農協改革を主導した。ディー・エヌ・エー会長の南場智子氏は、菅首相の選挙区がある横浜市のプロ野球チーム、横浜DeNAベイスターズのオーナーでもある。

 有識者は他に、国際政治学者の三浦瑠麗氏▽三井住友フィナンシャルグループ会長の国部毅氏▽SOMPOホールディングス社長の桜田謙悟氏▽日本商工会議所会頭の三村明夫氏。【山下貴史】

毎日新聞

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