野党4党、首相指名選挙で枝野氏に投票 共産は22年ぶり他党首に

2020/09/16 20:06 

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 立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党は16日午後、衆参両院の本会議で行われた首相指名選挙で、そろって立憲の枝野幸男代表に投票した。共産党が他党の党首に投じるのは、1998年以来22年ぶり。野党4党の共闘を深化させ、次期衆院選での政権交代を目指す姿勢を印象づける狙いだ。

 立憲の枝野氏は指名選挙前の16日午前、共産の志位和夫委員長と会談し「菅政権を倒して政権交代を実現したい」と自身への投票を依頼した。志位氏は「野党連合政権を作るという意思表示として枝野氏に投じたい」と約束した。共産党は98年、野党が結束して自民党の小渕恵三氏に衆院解散を求めるため菅直人・民主党代表(当時)に投票したが、その後、他党党首に投じた例はなかった。

 国民は合流協議のしこりで参院側で立憲との統一会派を解消したが、衆院側は会派を維持する。党内協議の結果、衆参そろって枝野氏に投じることが決まり、玉木雄一郎代表は記者団に「次の選挙も野党として自公政権に向き合わなければいけない。その意思を示す」と説明した。れいわ新選組の参院議員2人も枝野氏に投じた。

 ◇衆院で丸山穂高氏が小泉進次郎氏に投票

 一方、衆院では自民党の小泉進次郎環境相に1票、参院では国民の伊藤孝恵氏に1票が入った。参院は白票が3票出た。

 衆参各事務局によると、小泉氏への投票はNHKから国民を守る党の丸山穂高氏、伊藤氏への投票は無所属の寺田静氏だった。参院の白票は自民参院議員会長を務める関口昌一氏のほか、国民会派の柳田稔氏(無所属)、無所属の須藤元気氏。結果的に菅義偉首相に票を投じなかった関口氏は記者団に「他意はなかった。間違えて予備の票を出した」と説明している。【宮原健太、水脇友輔】

毎日新聞

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