プーチン露大統領から「建設的な相互関係」望む電報 菅首相に安倍路線継承を期待

2020/09/16 18:48 

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 自民党の菅義偉総裁が16日、第99代首相に選出された。プーチン露大統領は16日、「安倍前首相の努力により、両国間の対話は少なからず発展してきた。建設的な相互関係への用意があることを確認したい」との電報を日本に送り、対露外交に積極的だった安倍路線の継承に期待をにじませた。一方、ロシア国内では、日本の対露姿勢が厳しくなることを危惧する声も出ている。ロシア政府は、菅氏の外交路線を慎重に見極めるとみられる。

 ロシア国内では領土割譲を禁じた7月の憲法改正などを受け、領土問題で強硬的な声が強まっている。ロシアと欧米の関係も、反体制派指導者のナワリヌイ氏襲撃事件やベラルーシ情勢などを巡り悪化。日露交渉のハードルは高まっているのが現状だ。モスクワ国際関係大のルジャニン教授はタス通信の取材に「日露関係の発展は困難になっている。安倍氏の後継者は米国からの圧力を受け、反露的な機運が強まっている状況を考慮せざるを得ないだろう」と分析した。【モスクワ前谷宏】

毎日新聞

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