野党4党、懲罰動議13日午後提出 首相の謝罪・撤回なければ

2020/02/13 11:24 

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 立憲民主党など野党4党は13日午前、幹事長・書記局長会談を国会内で開き、安倍晋三首相が12日の衆院予算委員会で飛ばしたヤジを謝罪・撤回しなければ、首相への「懲罰動議」を13日午後に衆院に提出する方針を決めた。与野党は国対間で断続的にこの問題を巡る協議に入り、午前に予定された衆院予算委員会は開会が遅れている。動議提出は、質疑の秩序を乱した「衆院議員」に対する動議という意味合いがある。野党によると、現職首相への懲罰動議提出は、酒気帯びで登院した小泉純一郎首相(当時)に出した2005年以来。

 立憲の福山哲郎幹事長は会談後の記者会見で「ヤジをはじめ、首相の数々の発言は議会制民主主義を冒とくする。議員として懲罰に値する。予算審議を要請する行政府の長としても看過しがたい態度だ」と批判した。共産の小池晃書記局長も記者団に「さまざまな発言があったが、(12日の)暴言は決定打だ。堪忍袋の緒が切れた。(吉田茂元首相の)『バカヤロー』発言に匹敵する、それを超える、史上最悪の発言だ」と語気を強めた。

 12日の予算委で立憲の辻元清美氏が「タイは頭から腐る。頭を代えるしかない」などと首相への批判で質問を締めくくった際に、首相が「意味のない質問だよ」とのヤジを浴びせた。野党が猛反発し、審議が紛糾する事態に発展していた。

 これに先立ち、立憲の安住淳国対委員長は自民党の森山裕国対委員長と1回目の会談を開いた。森山氏は首相による謝罪・撤回について「正式な委員会での質疑で答えたことでもないので、非常にそこは難しい」と記者団に語った。13日午前の衆院予算委については「無理して開かない方がいい」と述べ、与野党の協議中は開会を見送る方針を示した。【東久保逸夫、立野将弘】

毎日新聞

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