首相、質問終えた辻元氏にヤジ「意味のない質問だ」で予算委紛糾 棚橋委員長「聞こえてない」

2020/02/12 20:16 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 安倍晋三首相が12日の衆院予算委員会で、立憲民主党の辻元清美氏が質問を終えた際、「意味のない質問だ」と自席からヤジを飛ばす場面があった。野党は激しく抗議したが、次の質問者を指名していた棚橋泰文予算委員長(自民党)は「私は聞こえていない」と審議を続行し、委員会室は一時騒然となった。首相は立憲の黒岩宇洋氏とも半ば口論のような質疑応答を展開。「桜を見る会」などの問題追及にいらだちを募らせているようだ。

 辻元氏は質問の最後に、桜を見る会などに触れて「タイは頭から腐る。社会、国、企業などの上層部が腐敗していると残りも腐っていく。子供の教育にも悪い。頭を代えるしかない」と首相を批判。質疑への感想や要望・批判で質問を締めくくる与野党議員は多い。だがこの日は直後に首相がヤジを飛ばした。

 猛反発した野党は審議を止めるよう要求。首相は、次の立憲・逢坂誠二氏の質疑で、「反論の機会を与えられず、こんなやり取りでは無意味だと申し上げた」と開き直った。

 立憲の安住淳国対委員長は「断じて容認できない」と批判。自民の森山裕国対委員長に首相の謝罪・撤回や棚橋氏による委員会運営の改善を要求し、今後の審議に応じない可能性も示した。棚橋氏はヤジについて「閣僚席からの不規則発言は厳に慎んでほしい」と西村明宏官房副長官に注意した。

 また立憲の黒岩氏は桜を見る会の前夜祭をめぐって、首相が黒岩氏を「うそつき」だと発言したことに改めて謝罪を求めた。首相は拒否し、逆に前夜祭について「流言を流布された」と謝罪を求めて応酬した。【野原大輔、野間口陽】

毎日新聞

政治

政治一覧>

注目の情報