首相、公明候補を応援 憲法改正は封印 福岡

2019/07/11 20:11 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日、参院選福岡選挙区(改選数3)の公明党候補の応援演説を福岡市内で行った。公明は、憲法改正の議論には前向きだが、自民が掲げる9条改正には慎重だ。首相は自民候補の応援演説では取り上げる改憲について、公明候補の応援演説では「封印」し、公明への配慮をにじませた。

 今回の参院選で、首相の公明候補応援は初めて。福岡市中央区の警固公園前で公明候補と並んだ首相は、「まっとうな社会を自民党、公明党で作り上げることができた。この流れを変えてはならない」と自公連立政権の意義を強調。外交や経済政策を中心に政権の取り組みをアピールした。

 首相は憲法改正の是非を参院選の争点に掲げ、自民候補の応援演説では「問われているのは議論を進める候補か、議論を拒否する候補を選ぶのかだ」と訴えるのが決まり文句だ。これに対し、公明党の山口那津男代表は「『議論しない』と公然と主張する政党はあまりない」と述べ、争点にはふさわしくないとの認識を示す。街頭演説でも改憲には言及していない。

 公明は改選数3以上の7選挙区で公認候補を擁立し、いずれも自民候補と競合する。首相は公明候補の応援後、約150メートル離れた福岡市役所前で自民候補の応援演説も行った。ここでは「私たちは(自衛隊違憲論の)憲法論争に終止符を打つために憲法にしっかり自衛隊を明記します」と、9条改正の必要性を訴えた。【堀和彦】

毎日新聞

政治

政治一覧>

注目の情報