岸田氏、ポスト安倍に意欲 「覚悟持って新時代に臨む」

2019/05/15 21:13 

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 自民党岸田派(49人)は15日、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。派閥を率いる岸田文雄政調会長は「(岸田派が)日本のかじ取り役を果たすべく、覚悟を持って新しい時代に臨む」とあいさつし、「ポスト安倍」への意欲をにじませた。ただ、岸田派名誉会長の古賀誠元幹事長が、菅義偉官房長官を次期党総裁に推す発言を繰り返すなど派内は一枚岩ではない。

 パーティーでは、安倍晋三首相や二階俊博幹事長ら党幹部が相次いで登壇。岸田氏は、「禅譲」に期待する戦略にかじを切っており、「全力で参院選に臨む。この戦いを乗り越えて安倍政権の安定を図る」と訴え、安倍政権を支える姿勢を強調した。首相も「外相として内閣を支え、政調会長として中心的な役割を担っている」と応じた。

 だが、足元の派内では、古賀氏が4月に続き、今月6日の民放のBS番組でも次期総裁候補として菅氏に言及。集団就職で秋田県から上京した菅氏を念頭に「(岸田氏のような)2世、3世議員ではなく、菅氏のような土の香りのする、積極果敢な腹が据わった人の方が『ポスト安倍』には良い」と明言した。

 さらに、岸田氏が昨年の総裁選出馬を見送ったことについて「(菅氏を推す)決断の一つとして大きかった。あそこは出るべきだった」と指摘した。

 今夏の参院選で、岸田派は9人の改選議員を抱える。岸田氏は参院選後も見据え必勝を期すが、地元の広島選挙区(改選数2)では岸田派の現職に加え、党本部が2人目として新人を擁立。票の分散が懸念されるなど、派内外で正念場を迎えている。【飼手勇介】

毎日新聞

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