天皇陛下への「内奏」 野党が写真公表批判 「天皇の政治利用だ」

2019/05/15 21:01 

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 天皇陛下に対する安倍晋三首相の国政報告「内奏」の写真を宮内庁が14日に公表したことを野党が批判している。立憲民主党など主要野党の国対委員長は15日、国会内で会談し、「天皇の政治利用だ」との認識で一致した。

 首相は14日、皇居・宮殿で天皇陛下即位後初の国政報告を行った。内容は非公表。写真については、2013年12月に史上初めて公開されたが、この時は前の天皇陛下が80歳の誕生日を迎えられたのに合わせたもので、2カ月前に行った様子だった。即日の公表は異例だ。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は15日の記者会見で「民主党政権でも内奏の中身について極めて慎重に、外に出さない対応をしてきた。首相官邸の指示だったのかどうか、経緯と事実を明らかにしないといけない」と述べ、政府に説明を求める考えを示した。共産党の穀田恵二国対委員長も「天皇が代わられた段階で、このように示すやり方は政治利用ではないか」と指摘した。

 一方、首相は14日夜、新元号発表に関わった首相官邸幹部らと会食。関係者によると、首相は「前の天皇陛下はいつも座ったままだったが、今の陛下は部屋のドアまで送ってくださって大変恐縮した」と話した。【東久保逸夫】

毎日新聞

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