EU、ロシアに追加制裁で一致 ナワリヌイ氏逮捕巡り

2021/02/23 22:51 

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 欧州連合(EU)は22日、ブリュッセルで外相会合を開き、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の逮捕などを巡りロシアに追加制裁を科す方針で一致した。ロイター通信によると、クラスノフ検事総長ら高官4人に資産凍結や渡航制限が科される見込みだ。

 EUのボレル外務・安全保障政策上級代表(外相)は会合終了後の記者会見で「ロシアは権威主義に向かって漂流している」と批判。EU側へのサイバー攻撃などに対抗する姿勢を強調した。制裁は3月上旬にも正式決定される見通し。

 一方、ロシア外務省は22日の声明で、EUの追加制裁は「失望しか呼び起こさない」と反発し、「内政干渉だ」と訴えた。

 ボレル氏は2月上旬にロシアを訪問し、ラブロフ露外相と会談した。ボレル氏はナワリヌイ氏の釈放を求めつつ一定の関係維持を訴えたが、ラブロフ氏はEUを「信頼できないパートナー」と批判。ロシアはEU3カ国の外交官の追放も発表した。

 EUは昨年10月、ナワリヌイ氏が猛毒神経剤で襲われたとされる事件を巡り、ロシアの6個人と1団体に対する渡航禁止などの制裁を発動している。【ブリュッセル岩佐淳士、モスクワ前谷宏】

毎日新聞

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