タイ反政府デモ、地方に拡大 拘束、強制排除相次ぐ 国際人権団体が非難声明

2020/10/18 20:11 

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 タイの首都バンコクで続く反政府デモが国内各地に飛び火している。18日には南部プーケットや東北部コーンケンなどでデモが呼びかけられた。デモに参加する若者らは、当局によるデモ指導者の逮捕や強制排除に「強権の乱用だ」などと、強く反発している。

 15日に非常事態宣言が出たバンコクでは、5人以上の集会が禁止されているが、地方は集会禁止の対象となっていない。また、バンコクでも宣言を無視してデモが連日実施されており、17日は当局が高架鉄道や地下鉄の運行を停止したため、交通網が混乱した。デモ隊は18日もソーシャルメディア上で市民に参加を呼びかけた。

 タイの市民団体のまとめでは、13日から17日にデモ関係者72人が当局に拘束された。また、バンコクでは16日に警察が参加者に放水して強制排除した。

 野党各党は共同声明で「権威主義国家のやり方だ」と非難。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は「平和的に行われていたデモに放水の必要はなく、国際的な人権基準に反する」との非難声明を出した。【バンコク高木香奈】

毎日新聞

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