露が米兵殺害の武装勢力に報奨金か 米紙報道 トランプ氏は「情報に疑問」

2020/06/30 12:09 

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 ロシアがアフガニスタンで米兵を殺害した武装勢力に報奨金を出していると複数の米メディアが報じた。6月26日に最初に報じたニューヨーク・タイムズ紙によると、米情報機関がそう結論づけたのは数カ月前で、トランプ大統領にも報告が上がったという。トランプ氏は28日夜になり「たった今報告を受けた。信用できない情報なので私には報告しなかったと説明された」とツイッターに投稿し、それまで報告はなかったことを明らかにしたうえで、情報の信頼性にも疑問があるとの考えを示した。

 ホワイトハウスのマケナニー報道官は29日の記者会見で「この件に関しては情報機関の中に異論があり、意見の一致はみられていない」と説明した。

 ロシアは疑惑を否定しているが、ワシントン・ポスト紙によると、過去にアフガン旧支配勢力タリバンとつながりのある武装勢力に報奨金支払いが提案され、実際に数人の米兵が殺害されたことが拘束された武装勢力関係者への尋問で浮かび上がったという。議会の与野党からは政府に詳しい説明を求める声が上がっている。

 トランプ氏はこれまでプーチン露大統領に融和的な態度を示し、主要7カ国首脳会議(G7サミット)を拡大してロシアを参加させることにも意欲を示してきた。ロシアの報奨金支払いが事実なら、トランプ氏の対露姿勢についても問われることになる。ロシアは2014年、ウクライナ領クリミアを一方的に「編入」したことを理由にサミットから除外されている。【ワシントン古本陽荘】

毎日新聞

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