WHO「ワクチン準備、18カ月以内」 「社会の最大の敵」として結束呼びかけ

2020/02/12 10:31 

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 世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルスのワクチンを18カ月以内に準備するとの見通しを示した。また、新型コロナウイルスの名称を、CORONAVIRUS DISEASE(コロナウイルス疾患)の頭文字と発生した2019年から「COVID-19」に決めた。

 WHOのテドロス事務局長はウイルスの封じ込めの見通しについては明示せず、「より強力な対策を打てるかどうかにかかっている」と述べるにとどまった。さらに「ウイルスはテロ攻撃よりも政治的、社会的、経済的に大きな打撃を与える。パブリック・エネミー・ナンバー・ワン(社会の最大の敵)だ」と述べ、各国に結束を促した。

 WHOはこの日、肺炎の治療法やワクチン開発に関する研究の優先順位を議論する専門家の会合を開催。ワクチンの開発には一般的に数カ月~数年かかり、完成した頃には流行が収束している場合もある。テドロス氏は自身のツイッターで「(ワクチン完成までの間に)感染を防ぐためにできることはたくさんある」と述べた。

 一方、過去にWHOが緊急事態宣言を出したジカ熱やエボラ出血熱といった感染症では、ウイルスが発見された場所にちなんで名付けられた。今回のウイルスは中国・武漢で発見されたが、「地理的名称を使うことで、ウイルス発生地という負のレッテルを貼らないため」として踏襲しなかった。

 また、感染源を巡り、WHOのシルビー・ブリアン医師は「遺伝子配列はコウモリに似ている」と述べた。ただコウモリは(初期に患者が集中した)武漢の海鮮市場ではほぼ扱われていないとして、さらに別の生物が介在して人間に感染した可能性を指摘。さらなる研究が必要だとした。

 会合は世界の約400人の専門家を回線でつないで行われた。中国の反対で国連に加盟できていない台湾の代表も参加した。【パリ久野華代】

毎日新聞

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